NOCOR コラム
- COLLUMN -

産後の妊娠線を目立たなくする方法3選|保湿やマッサージが大切


目次 [開く] 目次 [閉じる]

妊娠線とは

妊娠線とは、妊娠により皮膚が伸びて、お腹やお尻にできる線のことです。妊娠中にできるものと思われている場合が多いですが、産後に表れることもあります。また、お腹だけに注意していると、他の場所の妊娠線に気付かないこともありますので注意が必要です。


妊娠線が出来てしまうと直すのは難しいので、早めのケアが大切です。この記事では、妊娠線を目立たなくする方法や、濃くならないように気をつけるポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてケアを行いましょう。


妊娠線があらわれる原因

まずは、妊娠線についての理解を深めましょう。


妊娠線があらわれる原因は、様々考えられます。妊娠により体にあらゆる変化が起こるためです。


妊娠線のできる原因を知ることが、的確かつ早めのケアにつながります。ここでは、妊娠線のできる主な原因を2つ解説します。


ホルモンの分泌量が増える

妊娠によって、コラーゲンの生成を妨げるステロイドホルモンの分泌量が増えます。コラーゲンが減少することにより、肌の弾力がなくなり、肌の断裂が起こると考えられています。妊娠線予防には、コラーゲンの摂取を心掛けましょう。


また、妊娠中には、コルチゾールというホルモンが増えます。コルチゾールもまた、コラーゲンの生成を妨げます。ストレスを感じたときにも分泌されるとされているので、妊娠中はリラックスして過ごしましょう。


体型が変わる

妊娠後期には、急激にお腹が大きくなります。お腹だけでなく、妊婦さんは体重が増加し、急激に体型が変化することがあります。体型が大きくなると、皮膚も伸ばされることになります。


この皮膚の伸びるスピードに、皮膚の組織が追いつかずに妊娠線ができると考えられています。妊娠線を防ぐために、急激に体型が変らないように気を付けましょう。


出来やすい人の特徴とは

妊娠線は、全ての妊婦の方にできる可能性があります。一般的には、小柄な方、乾燥肌の方、皮下脂肪の多い方は出来やすいといわれています。乾燥肌の方は皮膚が刺激を受けやすいことが、妊娠線につながるとされています。


また、経産婦は初産婦よりも妊娠線ができやすいともいわれています。これは、経産婦のほうが皮膚は伸びやすい状態になっていて、お腹が大きくなるスピードが速いからです。


産後の妊娠線を目立たなくする方法3選

妊娠線を完全に消すことはなかなか難しいといわれています。ですが、妊娠線は皮膚の組織が割れたものなので、産後に時間が経つと薄くなることもあります。


身体の古い組織と新しい組織は日々入れ替わっています。元々薄い妊娠線なら、徐々に消える可能性もあります。また、簡単なケアで妊娠線を薄くすることも可能でしょう。ここでは、産後の妊娠線を目立たなくする方法を3つご紹介します。


1:保湿をする

肌は乾燥していると、ひび割れが起こりやすくなり、妊娠線の目立ちにつながります。肌乾燥を防ぐために、ボディケア用のクリームやローションなどで保湿をしましょう。


妊娠線の出来た部分をしっかり保湿することで、肌を柔らかく保つことが可能です。手のかかるケアが難しい場合は、保湿だけでもこまめに行いましょう。


オイルやクリームを利用

肌保湿のためには保湿力の高い、クリームやローションがおすすめです。妊婦用や、妊娠線ケアに特化したクリームも市販されています。産後の肌は敏感なので、肌負担の少ない成分を配合しているものがよいでしょう。


その他、オイルやボディーバターなどもあります。ご自分の肌にあうタイプか、事前にチェックして慎重に選びましょう。ベビーオイルのように、赤ちゃんと共有できるものもおすすめです。


2:自分でマッサージをする

妊娠線のケアには、優しいマッサージも効果的です。マッサージをすることで、肌が柔らかくなり、弾力も戻るでしょう。肌への負担を減らすため、クリームやオイルを使ってのマッサージがおすすめです。


産後は肌も敏感になっているので、マッサージは優しく行いましょう。


3:エステでマッサージを受ける

妊娠中にマタニティエステに通っていた方もいるでしょう。マタニティエステの中には、「産後の妊娠線を消す」というマッサージメニューを提供しているところもあります。


ご自分でのマッサージは難しい、と感じた方はプロに頼るという方法もおすすめです。


店の選び方

エステのマッサージの技術や内容は、お店ごとにさまざまです。事前に電話で内容・料金等を聞いたり、口コミなどで評判がよいか確認したりして検討した上で、お店を決めるとよいでしょう。


また、マッサージを受けてもいい時期かどうか、おすすめのマタニティサロンはあるかなど、産科医に相談しておきましょう。


他に、美容クリニックに相談して、マッサージ以外の妊娠線のケアを受ける方法もあります。ご自身に合った方法を選びましょう。


産後の妊娠線が濃くならないように気をつける事4選

妊娠線は一度できると、なかなか消えないといわれています。しかし、前述の通り、人間の身体は新陳代謝によって古い組織と新しい組織が入れ替わっているため、薄い妊娠線ならほとんど目立たなくなることもあります。


少なくとも、出来てしまった妊娠線が、今以上に濃くなることは避けたいでしょう。ここでは、出来てしまった妊娠線が濃くならないよう気を付けるポイントを4つご紹介します。


1:腰回りを締め付ける物の着用を避ける

妊娠線が濃くならないように、着るものには注意が必要です。ベルト等の腰回りを締め付ける物は避けるようにしましょう。


肌が刺激を受けると、刺激から守るためにメラニン色素が作られ、黒ずみの原因となるからです。特に妊娠線が出来ている腰回りを締め付けるものは、身につけないように心掛けましょう。


2:洋服で肌がすれないように気を付ける

洋服で肌がすれないように気を付けることも大切です。これも、肌への刺激を避け、黒ずみを防ぐためです。妊娠線に限ったことではなく、毎日着ている下着などで身体に黒ずみが出来るとされています。


産後の肌は敏感になっているので、特に注意が必要です。洋服の素材選びにも気を付けるとよいでしょう。


3:お風呂の時に体を洗いすぎない

お風呂では、石けんの泡で身体を包むように優しく洗いましょう。ゴシゴシ洗いや洗いすぎは、肌乾燥の原因となります。


先述の通り、肌が乾燥すると弾力がなくなります。弾力のない肌はひび割れしやすい状態なので、妊娠線が濃くなることにつながります。妊娠線を薄くするためにも、肌を乾燥させるような行為は避けるように注意しましょう。


4:お風呂から出た後は体をタオルでゴシゴシ拭かない

お風呂から出た後は、優しくタオルで拭いてください。ゴシゴシと拭くことも、肌乾燥の原因となります。


加えて、タオルで優しく拭いた後は、保湿力の高いローションやクリームでケアすることを心掛けましょう。妊婦用や妊娠線ケア用のクリームを使うとより肌に潤いを与えることができます。


産後の妊娠線が目立たなくなるようにケアをしよう

妊娠線は出産の証で、恥ずかしいものではないといえます。ただ、妊娠線が気になる場合には、妊娠線を薄くする対策をすることがおすすめです。


毎日の簡単ケアで妊娠線が目立たなくすることが可能ですので、ぜひ今回ご紹介した妊娠線を目立たなくする方法3つを試してみてください。


妊娠線用のボディケアグッズもたくさん市販されています。自分に合った商品を見つけ、優しくケアをしましょう。そして次の妊娠時は、出来るだけ早くから適切なケアをすることを心掛けましょう。