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双子妊娠による妊娠線の予防方法 予防するクリームの選び方もご紹介!


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そもそも妊娠線とは?

妊娠線とは、妊娠6ヶ月前後に腹部や乳房などにできるヒビ割れのような線のことです。妊娠をするとお腹が大きくなるため、皮膚が伸びることになります。


その際に、皮膚がその伸びに耐えきれないと断裂を起こします。その断裂が妊娠線となります。妊娠線ができてしまうと、産後も完全に元の状態に戻ることがありません。


また、妊娠線はケガと同じようなものです。ケガは治る際に、かさぶたとなってかゆみを感じることがあります。妊娠線も同様で、身体が妊娠線を治そうとすることでかゆみを感じてしまうことがあります。


そのため、妊娠中は妊娠線ができることや、妊娠線のかゆみへの対策が必要となります。


双子妊娠は妊娠線ができやすい理由

前述で、妊娠線は妊娠による皮膚の伸びに、皮膚が耐えきれずに断裂してしまうことで、できてしまうとお伝えしました。


そのため、双子の赤ちゃんを妊娠すれば、1人の赤ちゃんを妊娠した場合よりもお腹が大きくなりやすいことから、皮膚の伸びも大きくなり、妊娠線もできやすくなってしまいます。


双子妊娠による妊娠線の予防方法4つ

双子妊娠の場合は、1人の赤ちゃんを妊娠した場合と比べてお腹が大きくなる分、妊娠線もできやすいです。そのため、しっかりと妊娠線の予防を行っておく必要があります。妊娠線の予防方法はいくつかあるので、無理のない範囲できるものを実践するようにしましょう。


1:肌を潤す

妊娠線は妊娠による皮膚の伸びに、皮膚が耐えきれなくなることでできます。そのため、肌が乾燥をしていれば、それだけ弾力がなくて、皮膚が伸びに耐えられなくなってしまいます。


双子妊娠の場合はお腹も大きくなりやすいため、その皮膚の伸びに耐えられるように、クリームやオイルなどで保湿をしましょう。肌の潤いを保ち、乾燥を防ぐことで、皮膚が伸びに耐えられるようになる可能性が高くなります。


2:マッサージを施す

妊娠をするとホルモンバランスの変化が起こります。その影響によって、皮膚が固くなることもあります。皮膚が固くなって弾力を失ってしまうと、双子妊娠で大きくなるお腹の張りに皮膚が耐えきれなくなります。


そのため、皮膚の弾力を失わないようにするためにも、クリームやオイルなどで保湿をする際に、皮膚をマッサージしてほぐしてあげましょう。ただし、あまり力強くしてしまうと逆効果となるので力加減には注意しましょう。


3:軽い運動をする

筋肉がついていなければ、双子妊娠による急激な皮膚の伸びに耐えることができません。そのため、筋力を落とさないためにも軽い運動をしましょう。


ただし、妊娠中は激しい運動をすることができないため、運動をする場合はどのような運動を、どのくらいするべきであるか、事前に医師と相談してから行うようにしましょう。


4:食事に気を付ける

妊娠中は妊娠線に関係なく、バランスの良い食事を摂る必要があります。そのため、薄味の和食を中心にして、高タンパク、低カロリーを心がけるようにしましょう。


また、妊娠線ができやすい時期は、つわりが落ち着く時期でもあります。これまで落ちていた食欲が回復したことで、食事量が増えてしまい、急激な体重増加をしないように注意しましょう。


双子妊娠で大きくなりやすいお腹に、急激な体重増加が合わさってしまうことで、さらに妊娠線ができやすくなってしまいます。


肌ケアクリームの選び方4つ

肌の乾燥を防止するには、クリームで皮膚を保湿することが効果的です。しかし、人によって肌質が異なったり、商品によって持っている特徴が異なったりなどします。そのため、妊娠中にクリームを使う場合には、自分に適した物を選ぶようにしましょう。


ただし、その選び方にはいくつかの目安はあるので、その目安を元に自分に合ったクリームを探してみましょう。


1:肌に浸透するか

いくらクリームを塗っても、肌に浸透して潤いを与えてくれなければ、意味がありません。そのため、肌によく浸透して保湿性能が高い物を選ぶようにしましょう。


肌に浸透するクリームを選ぶためには、成分に注目しましょう。ビタミンC誘導体やヒアルロン酸などが含まれている物は、浸透や保湿の効果が期待できます。


2:伸びが良いか

妊娠線のケアは毎日行う必要があるので、できるだけ手軽に使えて、塗りやすいものが良いでしょう。


そのため、クリームを選ぶときには、伸びが良いものを選ぶと良いでしょう。クリームの伸びが良ければ、サッと塗ることができ、肌に摩擦も起こしにくく、マッサージもやりやすいでしょう。


3:チューブタイプかポンプ式か

チューブタイプは、使う量を調節して絞り出したりすることができたり、持ち運びに便利な面がある一方で、ポンプ式はプッシュで簡単に使うことができ、自宅で使うには楽な面があります。


普段のケアのシチュエーションに合った形状のクリームを探してみましょう。


4:香りがきつくないか

クリームは柑橘やハーブの香りなどの香りの付いた物が好きという人もいます。しかし、妊娠中は匂いに敏感になる人もいます。そのような人は無香料タイプを選ぶようにしましょう。

ただし、無香料タイプのクリームで合っても、クリーム特有のニオイがする物もあるので、自分に合った物を探してみましょう。


保湿対策を始める時期

妊娠線は妊娠6ヶ月前後にできることが多いです。そのため、保湿対策はそれよりも前から始めておく必要があります。ただし、安定期までは安静にしておく必要があるので、妊娠線予防はつわりが落ち着いてくる妊娠4ヶ月くらいを目安にしましょう。


また、妊娠後の体調には個人差があるので、妊娠4ヶ月はあくまでも目安として、自分の体と相談しながら妊娠線予防を始める時期を決めましょう。


双子妊娠による妊娠線の予防方法を知っておこう!

双子妊娠の場合は1人の赤ちゃんを妊娠するよりも、お腹が大きくなりやすいです。そのため、双子妊娠をすると、皮膚の伸びも大きくなるので、妊娠線ができやすくなります。


妊娠線ができると、出産後に元通りにならなかったり、妊娠中に強いかゆみが起こったりもするので、しっかりと妊娠線予防をしておきましょう。