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妊娠中の肌荒れとは?改善方法と気を付けるべきこともあわせて紹介


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妊娠中の肌荒れとは?

妊娠すると、急な眠気や倦怠感、むくみやつわりなど、体にいろいろな影響が出ます。妊娠中の肌荒れもその1つです。妊娠中の肌荒れの原因を把握して、適切に改善しましょう。


また、肌荒れを改善する際にはいくつか注意すべき点もあるため、それらもあわせて把握しておきましょう。


妊娠中の肌荒れの原因3つ

妊娠中の肌荒れは多くの人が悩まされているでしょう。特に妊娠初期は、肌荒れの原因がいくつも重なりやすくなっています。妊娠中の肌荒れを改善するには、原因を把握し、その原因に合わせた対策が必要です。


妊娠中の肌荒れを改善するためにも、何が原因で肌荒れが起こりやすくなっているのかを把握しましょう。


1:ホルモンバランスの変化によるもの

妊娠すると、女性の体には出産に向けていろいろな変化が起こります。ホルモンが分泌されることで起こるものもあるため、ホルモンバランスの変化が肌荒れの原因になる場合があります。


たとえば、皮脂の分泌を促すホルモンが多く分泌されることで、毛穴が詰まりやすくなります。また、ホルモンバランスの乱れによって新陳代謝が悪くなることも肌荒れの原因です。


2:つわりによる栄養不足と偏りによるもの

つわりで食欲が落ち、栄養不足や食生活が乱れることで肌荒れが起こります。人によっては、食事だけでなく水を飲むことも難しくなる場合がありますが、水分補給ができないと肌の水分も失われるため、肌荒れに繋がってしまいます。


3:水分不足での便秘によるもの

水分不足や栄養不足は肌荒れや便秘の原因となる場合もあります。便秘になると老廃物を体外に排出できなくなってしまいます。体外に排出されなかった老廃物が体内に溜まることも肌荒れの原因に繋がります。


妊娠中の肌荒れを改善する方法7つ

妊娠中の肌荒れはさまざまな原因で起こりますが、原因を把握し、1つずつ解消していくことで肌荒れを改善できます。ここからは肌荒れの改善方法を7つ紹介しますので参考にしてみてください。


1:丁寧に洗うように心がける

妊娠中の肌荒れの原因としてホルモンバランスの乱れが挙げられます。ホルモンバランスが乱れることで、皮脂が多く分泌されて毛穴を塞いでしまいます。皮脂があると吹き出物ができやすいため、妊娠中は普段以上にしっかりと洗うように心がけましょう。


ただし妊娠中は肌が敏感になっているので、力を入れすぎて洗うことや、洗いすぎて必要な油分まで落とすことのないように注意しましょう。


2:体の内外から保湿を行う

クリームやオイルなどで保湿ケアすることは、定番の肌荒れ対策です。肌を保湿して水分不足を防ぎましょう。ただし、妊娠中の肌は敏感なので、肌への刺激が少ない天然由来成分で作られている製品を使うようにしましょう。


また、水分不足はクリームやオイルなどで体外から補うだけでは不十分です。つわりなどで水を飲むことが辛い場合は、飲めるときに意識して水分補給をするようにしましょう。


3:低刺激のケア用品にする

妊娠中は肌が敏感になっているので、クリームやオイルなどは低刺激のものを選ぶようにしましょう。洗顔やボディーソープなどもなるべく自然由来成分で低刺激の製品を選ぶことをおすすめします。


低刺激のケア用品を選ぶ基準として、無香料や無着色、アルコールフリーと表記されている製品を選ぶと良いでしょう。


4:水分補給をこまめに行う

肌の乾燥は肌荒れの原因になります。クリームやオイルなどでのケアや、加湿器を使うなど外部からの対策も必要ですが、それだけでは水分不足を補う対策としては不十分です。


こまめに水分補給を行い、体内からも対策する必要があります。つわりなどで水も飲めない場合は無理をしてはいけませんが、飲めるタイミングでしっかりと水分補給をしましょう。


5:ビタミンCやサプリメントなども服用する

栄養不足も肌荒れの原因となります。しかし、つわりがあると食欲が落ち、栄養バランスの良い食事をすることが難しい場合もあります。そのような場合はサプリメントを活用して不足している栄養を補いましょう。


肌荒れの予防や改善が目的であれば、コラーゲン生成をサポートする役割があるビタミンCを積極的に摂るようにしましょう。


6:低刺激性生地の衣服や下着を着用する

肌荒れを起こしている場合は、できるだけ肌に刺激を与えないようにすることが望ましいです。摩擦によって肌に刺激を与えやすい合成繊維の服は避け、シルクやコットンのような低刺激の服を選ぶようにしましょう。


締め付けのきつい服や下着なども摩擦によって肌に刺激を与えるので、妊娠用のマタニティブラやマタニティショーツなどがおすすめです。


7:紫外線対策も行う

紫外線はシミの原因となります。また、妊娠中はホルモンバランスが乱れ、肌が敏感になっています。シミもできやすくなっているので、紫外線対策も普段以上に行うようにしましょう。


紫外線対策には、帽子やストールの着用、日焼け止めを塗るなどの方法があります。日焼け止めはSPF値が低いものを選ぶようにし、日差しが強い日は重ね塗りをしましょう。


妊娠中の肌荒れで気を付けること3つ

妊娠中の肌荒れの原因はさまざまですが、原因を解消することで肌荒れ改善を期待できます。しかし、妊娠中は肌が敏感になっているので、肌荒れに対処する際には、いくつか注意すべき点があります。注意点を事前に把握していなければ、状態が悪化する場合もあるでしょう。


1:肌の状態を見てスキンケアをする

妊娠中のホルモンバランスの影響によって、肌質も変化することがあります。今まで問題なく使用できたスキンケアアイテムなどが自分の肌に合わなくなる場合もあります。


もし、肌に異常や違和感を感じた際は、使い慣れているものであっても使用を止めて様子を見るようにしましょう。


2:妊娠中に使用できるスキンケア用品を選ぶ

妊娠中は肌が敏感で、デリケートになりやすいです。妊娠中はなるべく自然由来の成分で作られた低刺激のものを選ぶようにしましょう。妊婦用のクリームやオイルなどもあるので、あわせて使っても良いでしょう。


3:酷くなる前に皮膚科へ行く

妊娠中の肌荒れに悩み、いろいろな対策をしても改善せずに状態が酷くなるようであれば、早めに皮膚科へ相談しましょう。


病院に相談することで対策できることもあります。妊娠がきっかけとなる皮膚の病気もあるので、早期発見のためにも早めに相談するようにしましょう。


妊娠中の肌荒れを理解してしっかり対策をしよう

妊娠初期は身体の変化が原因で、肌荒れが起こりやすい状態となっています。しかし、妊娠中の肌荒れは原因を把握すれば改善することが可能です。そのため、普段の生活を見直すことが重要になります。


また、状態が酷くなるようであれば、早めに病院に相談しましょう。