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赤ちゃんにあせもができやすい理由 対策とおすすめアイテム3選も紹介


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赤ちゃんにあせもができやすい理由

あせもは、正式には「汗疹(かんしん)」と呼ばれます。赤ちゃんは大人より新陳代謝が活発なため汗をかきやすく、あせもができやすいといわれています。


あせもは、肌の表面にある汗腺の出口が垢やほこり、汚れなどでふさがり、肌の中にとどまった汗が原因で炎症を起こし発生します。


赤ちゃんの肌の表面には大人と同じ数の汗腺がありますが、新陳代謝が激しい分大人より大量の汗をかき、肌もデリケートなためあせもができやすくなります。


赤ちゃんのあせもができやすい場所ってどこ?

赤ちゃんは腕や足の関節部分、首の周りなどの肌が密着しています。肌が密着している部分ほど汗をかきやすいため、あせもができやすくなります。


また、寝ている状態が多いなど、抱っこひもで肌の通気が悪くなる場所も、高温多湿になり汗をかきやすい場所です。背中や後頭部、締め付けられて蒸れやすいおむつのウエスト周りも、あせもができやすいので注意しましょう。


陰部もあせもができやすい場所ですが、おむつかぶれの可能性もあります。下痢で緩い便が多いときなど、主に排泄物の刺激で発生しやすいおむつかぶれは、あせもと対処法が違い、塗り薬で悪化することもあるため注意が必要です。


赤ちゃんのあせもの種類5つ

肌のトラブルが起きやすい赤ちゃんですが、あせもにはいくつかの種類があります。ここからは赤ちゃんのあせもの種類を5つ挙げていきます。


突然あせもができても慌てないように、赤ちゃんの肌がどのような状態なのかを把握しておきましょう。


1:紅色汗疹について

汗をかきやすい関節部分やわきの下には、かゆみを伴う赤い小さなブツブツができることがあります。この状態のあせもは「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」と呼ばれます。


詰まった汗管が破れ、炎症を起こすために強いかゆみが出ます。頂点に小さな水ぶくれを伴うこともあり、一般的によく見られるあせもの状態です。


赤ちゃんが肌を傷つけないよう爪を短く切り、なかなか治らない場合は早めに受診しましょう。


2:水晶様汗疹について

あせもにはかゆみや炎症のないタイプのものもあります。肌表面の浅い部分、角質層にできる小さな水ぶくれの「水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)」です。


赤ちゃんの顔にできやすく、大人でも高熱などで大量に発汗した際にできることがあります。しかし水晶様汗疹は数日で自然に治るため、受診の必要はないといわれています。


3:深在性汗疹について

紅色汗疹から続発する特殊なあせももあります。肌表面のより深い部分の真皮で、汗管が破壌して発生するのが「深在性汗疹(しんざいせいかんしん)」です。


赤みがなく、蒼白色のブツブツした盛り上がりが出現します。極端な高温環境下で発生するため、日本では少ないあせもといわれていて、熱射病を伴うこともあります。


4:伝染性膿痂疹について

汗をかきやすく、肌がデリケートな赤ちゃんは、あせもからさまざまな肌トラブルを起こすことがあります。一般的に「とびひ」と呼ばれる「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」は、細菌感染による肌トラブルです。


あせもができて時間が経つと、プツプツの中心に膿ができます。かゆみからひっかいてしまうことで傷ができ、細菌感染が起こります。接触した部分から飛び火のように周囲の肌に広がるため、「とびひ」と呼ばれています。


5:多発性汗腺膿瘍について

あせもが細菌感染を起こし重症化した場合「あせものより」と呼ばれる状態になることがあります。汗線の出口に細菌が付着してオデキになり、その膿胞が多発した状態を「多発性汗腺腫瘍(たはつせいかんせんのうよう)」といいます。


「たかがあせも」と思われがちですが、汗は肌のトラブルの悪化の原因としても注目されています。赤ちゃんに合わせたきちんとしたケアが必要になるでしょう。


また、あせもは患部の状態により適切な薬を選ぶ必要があります。赤ちゃんにあせもができてしまい、なかなか治らない場合は、かかりつけの小児科や皮膚科を受診しましょう。


赤ちゃんのあせもをつくらない5つの対策

赤ちゃんのあせもを作らないようにするには、どうすればいいのか悩んでいる方もいるでしょう。ここからは、赤ちゃんのあせも対策を5つ挙げていきます。


赤ちゃんの敏感な肌を守るために、適切な対策をとっていきましょう。


1:お風呂上がりには保湿ローションを塗る

生後3ヶ月以降は、肌表面を守る皮脂の分泌が少なくなり、乾燥からのトラブルが増える傾向にあります。そのため、お風呂上がりには保湿ローションを塗ってあげましょう。


ひと昔前には、赤ちゃんのあせもには天花粉などのベビーパウダーが効果的といわれていましたが、近年ではパウダーが汗管を詰まらせやすく、逆効果であるともいわれています。


赤ちゃんを肌トラブルから守るためには、清潔に保つことと、肌を保湿してあげることが大切です。日中も肌がガサガサしているのを見つけたら、その都度保湿剤で、肌を保護してあげましょう。


2:汗をかいたら定期的に拭き取る

赤ちゃんは寝ているだけでも大量の汗をかきます。汗や汚れは放置せず、定期的に拭き取ってあげましょう。


あらかじめ背中に柔らかいガーゼやミニタオルを敷いておくと、汗をかいたときに抜き取るだけで簡単に汗のケアができます。


また、赤ちゃんが眠る部屋はエアコンをつけて部屋を涼しくしておきましょう。夏だけでなく、冬でも寝始めは汗をかきやすいため、服や布団の着せすぎには注意が必要です。


3:ぬるめのシャワーで洗い流す

汗をかいたら、こまめにぬるめのシャワーで洗い流してあげることで、しっかりと汗と汚れが落ちて肌を清潔に保てます。


ボディソープや石鹸を使った入浴や長湯では、肌に必要な皮脂や水分まで落ちてしまいます。湯船に入るのは1日1回にして、散歩やお昼寝の後など、汗をかいた後はぬるめのシャワーで汗を流しましょう。


また、頭部や顔にもあせもはできやすいため、弱めのシャワーできれいに流す必要があります。ほかにも関節や首のくびれは洗い残しが多い場所です。しっかりと広げて洗いましょう。


4:こまめにオムツ交換と着替えをする

清潔を保つため、こまめなオムツ交換と着替えは重要です。


紙オムツには「長時間着用も可能」とアピールしている商品もありますが、やはり汚れたオムツは肌のトラブルの原因になりやすいといわれています。細菌も増えやすくなり、あせもを悪化させるきっかけにもつながりやすいでしょう。


また、赤ちゃんは衣服が濡れるほど汗をかくことも珍しくありません。放置してしまうとあせもの原因になってしまうため、こまめに着替えさせましょう。


5:通気性のいい服を着せてあげる

あせも防止に、通気性のいい服を着せてあげましょう。一般的に通気性と吸水性の高い生地の服は、汗をかいてもベタベタしにくく、あせも防止に効果的だといわれています。


汗をかきやすい春や夏は、柔らかい綿素材の生地やガーゼ素材の衣服が適しています。お腹や太もものゴムの締め付けが強いデザインの服装は、衣服の中が高温多湿になり、汗をかきやすい環境になるため気をつけましょう。


ノースリーブは一見涼しげですが、汗をかきやすい脇部分の肌が直接擦れるため、あせもができやすくなります。赤ちゃんの肌着は袖のついたデザインを選ぶといいでしょう。


赤ちゃんのお肌ケアにおすすめのアイテム3選

ここからは、お肌がデリケートな赤ちゃんのための、スキンケアにおすすめのアイテムを3つ紹介します。


こだわりの原料・品質管理で作られた、赤ちゃんにやさしいスキンケアアイテムを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。


1:ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュ

まずは、顔・髪・体の全身に使えて、赤ちゃんの肌にもやさしいボディソープを紹介します。国産ボタニカルの原料で作られ、低刺激でありながら高い洗浄力を兼ね備えた「ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュ」です。


シンプルでおしゃれなパッケージ、さらに使いやすい泡で出てくるポンプタイプで、忙しい赤ちゃんとの入浴にも使いやすい作りになっています。洗い上りはしっとり感が長続きするので、お風呂上がりの保湿にもゆとりが持てるでしょう。


皮脂を落としすぎないやさしい洗浄力なので、乾燥しがちな大人の肌の洗顔にもおすすめです。


2:ノコア ナチュラルベビージェルローション

肌を洗浄したら、やさしく保湿してあげましょう。クリームより軽い使い心地で、赤ちゃんの肌の水分と油分のバランスを整える「ノコア ナチュラルベビージェルローション」がおすすめです。


肌の潤いを補給する化粧水と、水分の蒸発を防ぐオーガニックな原料のオイルが含まれた独自のテクスチャーのジェルローションです。使用前によく振って使うことで、赤ちゃんの肌に理想的な水分と油分を与えます。


赤ちゃんにも使えるオレンジの香りの天然精油が含まれており、「やさしい香りに癒される」と口コミでも話題の商品です。


3:ノコア ナチュラルベビークリーンミスト

お肌がデリケートな赤ちゃんは、除菌などの拭き取りアイテムにも気をつける必要があります。「ノコア ナチュラルベビークリーンミスト」は、食品添加物として認められた原料のみを使用し、低刺激アルコールでやさしい使い心地の除菌ミストです。


赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、玩具やおしゃぶり、ベビーカーなどもこまめに除菌する必要があります。しかし、赤ちゃんはいろんなものを舐めることで、さまざまな菌を取り込み、体の抵抗力を上げていくともいわれています。


ナチュラルベビークリーンミストは、低刺激アルコールでデリケートな赤ちゃんの肌にやさしく、不要な菌はしっかり除菌する作りになっています。


赤ちゃんのあせもができやすい理由を知ってしっかり保湿してあげよう

この記事では、赤ちゃんのあせもの原因、できやすい場所と種類や対策、おすすめアイテムを紹介しました。


あせもがひどくなると、市販薬や保湿剤だけでは治らないこともあります。万が一あせもを掻きむしって炎症を起こしてしまっている場合は、かかりつけの小児科などを受診しましょう。


肌がデリケートな赤ちゃんのために、夏だけでなく年間通した保湿などのスキンケアで対策していくのがおすすめです。