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妊娠線は2人目を出産のときはどうなるのか?症状や理由を知ってケアをしよう


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妊娠線は2人目を出産のときはどうなるのか?

妊娠してお腹が大きくなってくると現れるスイカの縞模様のような妊娠線ですが、できる人とできない人がいるのを知っていますか。「1人産んでいるけれどそのときは妊娠線ができなかったから、2人目も大丈夫だろう」と思っている人は注意が必要です。


1人目出産のときにはできなかった妊娠線が、2人目以降にできてしまうこともあるのです。この記事では妊娠線のできる理由と出やすい症状、またケアの仕方を3つ紹介していきます。


妊娠線ができてしまう5つの理由

妊娠線は一度できてしまうと、色が薄くなったり目立たなくなったりすることはあるけれど、消えることはないといわれています。妊婦さんにとっては悩ましく、できることなら作らずに済ませたい妊娠線ですが、どうして妊娠線はできるのでしょうか。


お腹や太もも、おしりなどに妊娠線ができてしまう5つの理由をみていきましょう。


1:初産か経産婦の違い

妊娠線ができる理由はいろいろありますが、初産か2人目、3人目の経産婦かでも変わってきます。


一度出産を経験している妊婦さんは子宮や皮膚が伸びやすく、初産に比べて速くお腹が大きくなります。そのため、2人目妊娠、3人目妊娠のときは、初産のときよりも妊娠線ができやすくなります。


2:ホルモンの分泌量が増えたから

妊娠すると、体にはさまざまな変化がありますが、その1つに副腎皮質ホルモンの一種である糖質コルチコイドの増加があります。このホルモンがお肌のハリに必要なコラーゲンの働きを抑制することで、肌の弾力が失われ妊娠線ができやすくなってしまいます。


肌の弾力が失われた状態に急激な体重増加が加わるので、妊娠線を引き起こす肌の断裂が起き妊娠線ができるのです。


3:体形が急速に変わってしまったため

急激に体重が増える、体形が変わることも、妊娠線ができてしまう理由です。


表皮が急に伸びると、あまり伸びない真皮や皮下組織に亀裂が入ります。その亀裂に表皮が引っ張られることにより妊娠線ができてしまいます。1人目よりも2人目以降の方がお腹の大きくなるスピードが速いので、2人目以降の経産婦は要注意といえます。


急激な体形の変化によるものなので成長期の子供や男性にもみられ、その場合は肉割れと呼ばれます。妊娠線と同じ現象といえるでしょう。


4:季節の乾燥によるもの

季節の変わり目や、冷暖房による乾燥でも、妊娠線はできることがあります。肌が乾燥している状態は、角質や真皮層の水分が減っているため皮膚の柔軟性がありません。その結果皮膚が伸びにくくなり、妊娠線ができやすいのです。


妊娠中に皮膚が引っ張られかゆみを感じることがありますが、それは妊娠線ができる前のサインともいえます。妊娠線のできやすさは、肌の乾燥の度合いで変わってくるのです。


5:ケアをしていたかどうか

ひどい妊娠線ができてしまう理由に、ケアをしっかりとしていたかどうかも大きく関係してきます。


お腹が大きくなる6か月頃から妊娠線ができやすくなるので、その前の4か月頃から、保湿クリームなどで乾燥を防ぐことが重要です。お腹を中心にしっかりと保湿ケアしていたか、何もしていなかったかで肌の状態も変わります。妊娠線を作らないためには保湿ケアが必要です。


また、お腹をしっかり支える妊婦帯も、皮膚が急激に伸びるのを防ぐので、有効なケアといえます。腰への負担も和らげてくれますので、ケアとして積極的に活用するといいでしょう。


妊娠線が出やすい症状7つ

以上、妊娠線ができてしまう理由を5つ紹介しましたが、妊娠中のホルモンや体重変化、肌の乾燥など妊婦さんならではの敏感な身体の変化で妊娠線ができてしまうことが分かりました。


しかし中には、妊娠線はできなかったよ、という人もいます。妊娠線ができてしまう人とできない人の違いはいったい何なのでしょうか?実は、妊娠線ができやすい人やできやすい症状などがあるのです。


次に妊娠線が出やすい人や条件、症状を7つみていきましょう。


1:経産婦の場合

1人目のときは妊娠線ができなかった人も、2人目、3人目出産のときには妊娠線ができやすいので要注意です。出産を経験しているお腹は大きくなるスピードが速いため、2人目のときは1人目のときよりも妊娠線ができるリスクも高いと言えるでしょう。


出産を経験している経産婦ほど、妊娠線に注意してケアしていかなければいけません。


2:多胎妊婦の場合

双子、三つ子のような多児妊娠している人は、単児妊娠よりもお腹が大きくなりますので、妊娠線ができる可能性が高くなります。元のお腹に比べて表面積が大きく引き伸ばされるため、皮膚に亀裂が生じやすくなるのです。


双子、三つ子など多児妊娠している人は、妊娠線ができるリスクが高くなりますので、しっかりとしたケアが必要になってくるでしょう。


3:高齢出産の場合

妊婦さんが高齢出産の場合も妊娠線ができやすいと言えるでしょう。これは、加齢によって肌の弾力性、柔軟性が落ちているため、表皮の伸びに真皮がついていけなくなり、妊娠線ができやすくなるのです。


このように高齢出産の場合も妊娠線になるリスクが高いので、保湿するなどして肌の弾力性を高めるのが大切になってくるでしょう。


4:家族に同じ体質の人がいる場合

生まれ持った体質、肌質も妊娠線のできやすさに影響を与えます。お母さん叔母さん、姉妹など、出産を経験した人がいたら妊娠線ができたかどうか聞いてみましょう。


もし家族や近い血縁者に妊娠線ができた人がいるならば、自分も同じように妊娠線の出やすい体質なのかもしれません。体質的に妊娠線になりやすいと意識して、積極的にケアをした方がいいでしょう。


5:小柄な体格や瘦せ型の人の場合

小柄な体格や痩せ型の人も妊娠線ができやすいといえるでしょう。


おなかの面積が少ない小柄な人や瘦せ型の人は、お腹の中で赤ちゃんが大きくなるにつれて他の人より皮膚が引き伸ばされます。骨盤が小さいので胎児が成長するとお腹が大きく前に膨らむため、皮膚が伸びるスピードが速く妊娠線ができやすいのです。


6:乾燥肌の刺激を受けやすい人の場合

乾燥肌やアトピー性皮膚炎の人は肌の水分量が低いため、皮膚が硬く弾力が失われがちで、妊娠線ができやすくなります。


また肌が乾燥していると外からの刺激も受けやすく、かゆみが出る人もいるそうですので、保湿が大切です。


7:皮下脂肪がある場合

皮下脂肪の多い妊婦さんも妊娠線が出やすいといわれています。皮下脂肪は横方向への弾力性が乏しく、妊娠後期の急激な皮膚の伸びについていけないので、真皮層に亀裂が生じやすいのです。


妊婦さんに無理なダイエットは厳禁ですが、カロリーオーバーで無駄な脂肪を増やさないよう注意が必要です。


2人目での妊娠線の予防方法3つ

もともと妊婦さんは妊娠線ができやすいのですが、特に妊娠線のできるリスクの高い人や症状を7つ紹介しました。妊娠線ができやすい条件に当てはまっている人は、正しい時期からしっかりとケアすることをおすすめします。


2人目以降の妊娠線のケアにはどうしたらいいのでしょうか?妊娠4~5か月頃から取り組めるケアの仕方を3つご紹介します。


1:クリームやオイルを塗る

肌トラブルを防ぐために、保湿ケアのクリームやオイルを塗ることが大切です。保湿を十分に行えば肌の水分・油分量が適正になり肌に弾力が生まれるでしょう。お腹が大きくなっても、肌に充分な柔軟性があれば皮膚が引き伸ばされたときに亀裂が生じにくいのです。


お腹が大きくなり始める前からケアをスタートさせることが大切です。妊娠4か月頃からクリームやオイルを使ってしっかりと保湿ケアしていきましょう。


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妊婦さんやお肌が敏感な人でも安心して使える肌に優しいクリームで、さらっとした使用感といい香りに保湿ケアも楽しくなるでしょう。厳選された原材料が使われているので、しっかりと保湿ケアができ、フェイスから全身まで安心して使えます。


肌が敏感で不安定になりやすい妊婦さんのお肌ケアに、ぴったりの商品と言えるでしょう。

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2:体調に気を付けて運動を心がける

体調に問題がなければ適度な運動を取り入れましょう。過剰に皮下脂肪をつけないように、筋肉の衰えを防ぐことで、お腹が急速に膨らむことを抑えてくれるでしょう。


医師の指導の下、体調に充分配慮しながら、ウォーキングやマタニティスイミングなど妊婦に負担の少ない運動を続けることをおすすめします。


3:急速な体重変化を抑える

つわりが終わり、安定期に入るころから妊娠後期にかけてお腹はどんどん大きくなってきます。もちろん妊娠中は体重が増えるのが当たり前ですが、この時期に急激な体重増加を抑えることがポイントです。


定期的な妊婦検診のときに、体重の増加は適切な範囲のものなのか病院で聞いてみるといいでしょう。医師の指導を守りながら適切に体重管理をしましょう。


2人目での妊娠線の症状や理由を知って適切なケアをしよう

2人目以降でできやすい妊娠線の症状や理由を紹介しました。


ホルモンバランスや肌の乾燥、急激な体形変化など妊婦特有の条件に加え、経産婦だと妊娠線ができるリスクが上がるので、1人目でできなかった人も注意が必要です。


妊娠線はお腹の中でしっかりと赤ちゃんを育てた母の勲章でもありますが、できれば作らずに出産を終えたいものです。妊娠線のできる理由を知り、適切なケアで産後の美しい体を目指しましょう。