出産後の肉割れを目立たなくするには？原因やケア方法を紹介

NOCOR コラム
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出産後でも肉割れは消えない？

出産後、肉割れは自然に消えると多くの方が思いがちですが、残念ながら完全に消すことは難しいといわれています。しかし、自宅でのケアやなどで肉割れを薄くして、目立たなくすることはできるでしょう。

そのためにも改めて肉割れについて理解していきましょう。

出産後に「肉割れが増える」というケースもあり、多くの女性が悩んでいるでしょう。実は、出産後も妊娠時と同じように肉割れを起こしやすい時期だと言われています。

出産後、油断して過ごしていると「いつのまにか肉割れが増えていた」という可能性もあるため、注意してケアしていくことが大切になります。

肉割れができる原因は、皮膚層の真ん中にある「真皮」によるものです。

体重の増加や妊娠などでお腹が大きく膨らんだとき、皮膚もゴムのように伸びます。皮膚層の一番上の「表皮」は伸縮性があり順応して伸びていきますが、真皮は伸縮性が表皮に比べてないので切れて裂けてしまうことがあります。

切れて裂け始めの頃の真皮は赤紫色していますが、時間が経つにつれて白くなっていきます。真皮が切れて裂けている状態が、伸びた表皮に透けて見える状態を「肉割れ」と呼びます。

出産後に肉割れができてしまう原因には、急激な体重の増加・栄養不足・過度な運動・多胎妊娠・乾燥などがあります。1つでも当てはまる項目がある場合は、紹介するケア方法と併せて、肉割れが進行しないために生活するように意識しましょう。

体重が急激に増えると皮膚も一気に伸びてしまうことで、真皮が追いつかずに切り裂かれてしまい、それが肉割れとなってしまいます。

また、妊娠中に皮下脂肪が増えてしまった人も注意が必要です。皮下脂肪が多いと皮膚の伸びを邪魔してしまいます。伸びづらくなったことで皮膚がより切り裂かれてしまい、肉割れを起こしてしまう可能性があるでしょう。

出産後にたるんだお腹を引き締めるためにダイエットする方もいれば、まずは食事を見直すという方もいるでしょう。

しかし、無理な食事制限などをしてしまうと、肌に必要な栄養が摂取できずに、結果肉割れを引き起こしてしまいかねません。

出産後のダイエットや体の回復のために、運動する方もいるでしょう。運動することはいいですが、負荷の大きい運動をすると、かえって肌に負担をかけてしまい、肉割れができてしまう可能性があります。

2人以上の命を1度に授かることを「多胎妊娠」といいます。この多胎妊娠は、1人のみ妊娠する「単胎妊娠」と比べて、お腹が大きくなると共に皮膚が伸びる面積も大きくなります。そのため、肉割れが起きやすくなるといわれています。

また、小柄な方や痩せ型の方で「単胎妊娠」でも、元のお腹の面積より皮膚が伸びてしまうことにより、肉割れができてしまう場合もあります。

肌は、充分にうるおっていると弾力性や伸縮性がありますが、乾燥しているとそれらが低下してしまいます。弾力性や伸縮性が悪いと、その分皮膚にダメージを与えてしまうため、肉割れを起こしてしまいます。

出産後の肉割れをケアする方法はいくつかありますが、その中でも3つをピックアップして紹介していきます。どれも簡単に始められるケア方法なので、自分に合ったものを選んでケアしてみましょう。

ご自宅でケアする場合は、保湿に重視するといいでしょう。乾燥がひどいと、表皮だけでなく真皮の再生も難しくなります。また、乾燥によりかゆみなどの肌トラブルから炎症を起こしてしまう場合もあるため、保湿は充分にしておくことが大切です。

肉割れのケアを体の中からすることもオススメです。特に、真皮の再生を助けるコラーゲンは積極的に摂りましょう。コラーゲンが入っている食材はもちろん、コラーゲンを生み出すのを助けるビタミンCやアミノ酸も併せて摂ると、なおいいでしょう。

コラーゲンが入っている食材は豚肉や鳥の皮、ウナギやエビ、クラゲやゼラチンを使ったゼリーなどのお菓子があります。

食事からの摂取が難しければ、サプリメントやドリンクからの摂取もオススメです。ただし、授乳中の方は医師に相談してから摂取するようにしましょう。

自宅でのケアで、肉割れを早く目立たなくさせたいと思っている方には、専用クリームでのケアがオススメです。肉割れ専用のクリームは、皮膚の表面の潤いだけでなくしっかり角質層まで浸透するため、体感しやすくなっています。

また、専用クリームを塗るときはマッサージも併せてするといいでしょう。ただし、そのときに力を入れすぎてしまうと、かえって皮膚にダメージを与える可能性があるので注意しましょう。

肉割れができてしまい、女性として自信がなくなっている方もいるでしょう。肉割れのケアは、早ければ早いほどいいとされています。

妊娠中の方は、肉割れができる前から予防としてクリームで皮膚を十分に保湿するなどの対策を始めることをおすすめします。

出産後、子育てや体調などにより自分の体のケアに気が回らない場合もありますが、自宅で簡単にできるケアもあるので、是非実践してみてください。