NOCOR コラム
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妊娠線ケア用の保湿クリームとは?
選ぶときのポイントや注意点も解説


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妊娠線のケアはすべき?

妊娠をするまで「妊娠線」というワードを聞いたことがなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。


妊娠線とは、妊娠中にお腹が大きくなる過程で皮膚の急激な伸びについていけず、皮膚の奥深くにある真皮・皮下組織が断裂して浮かび上がる線のことです。見かけは斑やひび割れ線のようで、下腹部やおへそ周り、バストやヒップにも出てきます。


そんな妊娠線ですが、ケアはするべきなのでしょうか。妊娠線ケアを怠るとどうなるのかについて解説していきます。


ケアを怠るとどうなる?

妊娠線のケアは、クリームやオイルで保湿するのが一般的です。ケアを怠ると、ひび割れ線がお腹やバストなどに出てきてしまいます。妊娠線にはかゆみを伴う場合もあり、見た目だけでないデメリットも生じます。


妊娠線ができないように事前のケアはもちろんのこと、できてしまってからもしっかりとケアを行うことが重要です。


妊娠線ケア用の保湿クリームとは?

妊娠線を予防するために大切なことは、保湿やお肌の弾力・柔軟性を上げることです。市販されている妊娠線ケア用クリームは、これらをしっかりケアして肌に潤いを与えてくれます。


一般的な保湿クリームやワセリンで代用する人もいますが、成分的には妊娠線用のケアクリームのほうが効果的でしょう。


妊娠線ケア用の保湿クリームは、マタニティクリームやマザーズクリームとも呼ばれ、市販されています。肌質や予算、好みの香りにあわせて、クチコミなどを参考に使いやすいクリームを選ぶのがおすすめです。


妊娠線ケアクリームを選ぶポイント5つ

ここまで読んできて、妊娠線ケアの重要性は分かったけどケア用にどのような保湿クリームを選んだら良いのか疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。


ここからは、妊娠線ケアクリームを選ぶポイント5つを紹介していきます。妊娠線ケアクリームをこれから選ぶ妊婦さんは、ぜひ参考にしてみてください。


1:保湿成分が入っているもの

妊娠するとホルモンバランスの関係で皮膚が乾燥しやすくなります。乾燥は妊娠線を引き起こす原因となるため、保湿成分たっぷりのクリームを使い、お肌の柔軟性や弾力をサポートしてあげましょう。


妊娠線ケアクリームを選ぶときには、ヒアルロン酸などの保湿成分が入っているものがおすすめです。


2:さらっとしているもの

妊娠線ケアクリームは、手のひらにたっぷり取ってまんべんなく伸ばしたり、馴染ませやすいものが理想的です。


固めのテクスチャーのクリームは伸ばしにくく使いづらいため、さらっとしたテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。さらさらしたテクスチャーでも保湿効果が高いクリームは沢山あります。


3:天然成分のもの

妊娠中は肌のバリア機能が低下して荒れやすくなります。刺激となる保存料や、アルコールのような添加物の入っているものは避けたいところです。


妊娠線ケアクリームには、肌の負担が少ない天然成分のものを選びましょう。パッケージに「オーガニック」などと記載のあるものが良いでしょう。


4:返金保証があるもの

肌が敏感な方は、妊娠線ケアクリームが肌に合わない場合もあるでしょう。実際に使ってみないと自身に合っているものかどうか、判断が難しいことがほとんどです。


妊娠線ケアクリームを選ぶ際には、返金保証があるものを選ぶのもおすすめです。少し使ってみて肌の様子を見てみてはいかがでしょうか。


5:産後のケアにも使えるもの

妊娠線ケアクリームの中には、出産後のケアに使えるものや赤ちゃんのマッサージや保湿に使えるものもあります。


臨月に入り「今から大きいボトルを買っても無駄にしてしまうのでは」と購入をためらわれる際には、産後にも使える妊娠線ケアクリームを選ぶと良いでしょう。


妊娠線ケアのマッサージ方法4ステップ

ここまで妊娠線ケアクリームを選ぶポイントなどについて紹介してきましたが、妊娠線ケアはいつから始めれば良いのでしょうか。妊娠前から乾燥肌の人は、妊娠線のリスクが高いため妊娠初期から始めてみましょう。


とはいえ、妊娠初期はつわりなどで体調が安定しません。ご自身の体調をチェックしながら、無理なく進めるようにしてください。妊娠線のケアはできるだけ毎日続けるのが理想的です。朝と夜の2回、クリームを使ってマッサージしましょう。


妊娠線ケアのマッサージのやり方について、4つのステップに分けて具体的に説明していきます。


1:保湿クリームをたっぷり手に取る

まずは、マッサージに使うクリームを500円玉大ほど手に取り、手のひらで伸ばして温めます。しっかり手の温度で温めるのがポイントです。


チューブまたはポンプから出してすぐにお腹に塗り始めると、お腹が冷えてしまうので注意しましょう。


2:時計回りにマッサージ

おへそを中心として、時計回りに渦を描くように優しくマッサージをします。ここでは手に力を入れ過ぎないように注意しましょう。


刺激が強いとお腹の張りに繋がってしまいます。


3:上下にマッサージ

次に、そけい部に沿って、らせん状に下腹部をソフトマッサージします。強い力をかけすぎないよう注意してください。


下腹部は特に妊娠線が出やすい箇所です。臨月になると手が届きにくくなるため、早期からケアすることが重要です。しっかりと保湿するように心がけましょう。


4:お尻、太もも、バストも同じようにマッサージ

妊娠線は、お尻や太もも、バストにも出るため、妊娠線ケアクリームを使ってしっかり保湿することは重要です。


お尻や太ももバストもお腹と同じように、たっぷりクリームを手に取って優しくマッサージしてみましょう。


妊娠線ケアクリームを選ぶ注意点5つ

配合されている成分やコスパの面から見て、妊娠線ケアクリームを選ぶ際に気を付けることがいくつかあります。


ここからは、妊娠線ケアクリームを選ぶ際に注意するべき点を5つ紹介していきます。これから妊娠線ケアクリームを選ぶ方は意識してみてください。


1:きつすぎる香りは要注意

妊娠線ケア対策を始める妊娠初期は、つわりに悩まされるタイミングであるため、においに敏感になっている方もいるでしょう。普段は好きな香りでも、その香りで気分が悪くなる可能性もあります。


無香料の妊娠線ケアクリームもあります。妊娠線ケアクリームを選ぶ際には、商品情報や口コミをチェックして、きつすぎる香りでないか確認してから購入しましょう。


柑橘系の香りなどを選べば、妊娠線ケアの時間が気分転換になったり、さっぱりした気分にさせてくれるでしょう。


2:値段が高いと続けられなくなる

妊娠線のケアは、クリームをたっぷり使って継続的に行うことが重要です。容量が少なく高価なクリームを妊娠線のケアに選ぶと、ケアが続けられなくなってしまいます。


買い足すことも想定して、自分の予算に合った妊娠線ケアクリームを探してみましょう。


3:ものによってはオイルも併用する

妊娠線ケアには、保湿力の高さからオイルよりクリームを使うことをおすすめします。


オイルであっても「水分解コラーゲン」を配合しているものなどは、保湿効果が高いのでおすすめです。保湿効果が高い成分を含むオイルであれば、妊娠線ケアに併用しても良いでしょう。


4:成分をよくチェックする

妊娠中は肌のバリア機能が低下するため、刺激の強い成分が入っているクリームを使うと、肌荒れを起こしてしまいます。妊娠線ケアクリームを選ぶ際には、成分をよくチェックしましょう。


妊娠線ケアクリームの成分は、パッケージ裏面にある成分表示で確認できます。成分が難しく分かりにくい場合は、パッケージに「皮膚アレルギーテスト・パッチテスト済」の記載があるか確認してもよいでしょう。


必ずしも肌トラブルが起こらないとは言えませんが、1つの目安として参考にしてみてください。


成分が合うかどうか、一回分のテスターを使って自分の肌で試す方法もあります。テスターがある場合もありますので、活用してみてはいかがでしょうか。


5:乾燥肌の人は保水もできるものを

妊娠線ケアクリームには、肌にうるおいを与える保水という機能と、肌のうるおいをキープする保湿という機能が備わっています。妊娠線ケアにオイルを使う人もいますが、オイルは油性成分しかないものが多く、保湿機能が十分ではないことがあります。


乾燥肌の人は、妊娠線ケアクリームを選ぶ時に保水できるものを選びましょう。セラミドのような保水成分が配合されているか、パッケージ裏面の成分表でチェックしてみると良いでしょう。


妊娠線はしっかりケアすることで目立たなくなることも

妊娠線ケアに使えるクリームの選び方や、クリームを使ったマッサージのやり方、妊娠線ケアクリームを選ぶ際の注意点などを紹介してきました。これから妊娠線ケアクリームを選ぶ方は、ぜひ参考にしてみてください。


しかし、妊娠線はケアしてもできる場合があります。妊娠線ができた後でも、しっかりケアをすることで妊娠線は目立たなくなります。「仕方ない」と諦めることなく継続してケアしてみましょう。