NOCOR コラム
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【医師監修】妊娠線ケアのポイント!予防ケアはいつから?できたらどうする?


妊娠はとても嬉しいけど、不安なことがたくさん・・・・

今日はその不安の一つ「妊娠線」について!

妊娠線は約半数の方にできてしまうものですが、ケア次第で深く心配をする必要はありません。


まずは、妊娠線ができないようにする予防について、そして、すでにできてしまっている方にはあとケアについて、徹底解説いたします。

少しでも不安解消にお役立てください!


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妊娠線とは?

知っている方も多いかと思いますが、妊娠による大きな体系変化により、お肌が引き伸ばされてできる、ビリビリとした線のこと。

主にお腹、お尻、腰にできることが多いです。


でき始めは赤紫っぽい色のことが多く、落ち着いてくると白くテカテカとした線になります。

妊娠線ができる時は、痛みはなく、稀に痒みが出る方もいますが、基本的には気づいた時にはできていた!ということで急いでケアする方も多くいます。


お肌の真皮が裂けて深い位置にできるもののため、放置をして自然治癒で良くなった!と言うことは、ほぼないです。そのため、気づいたらすぐに適切なケアをして、しっかりアプローチすることが大切です。

Q. 正中線は違うものなの?

A. お腹の真ん中に縦に入っている線を正中線と言い、妊娠線とは異なり、産後自然に消えると言われています。色素沈着を起こさないように、ケアは必要です。

Q. 成長や体重変化によってできる肉割れ線とは違う?

A. 肉割れ線とできるメカニズムは同じです。妊娠線・肉割れの総称を「ストレッチマーク」とも呼びます。


予防ケアのベストな時期

ズバリ、お腹が目立ち始めたらケアを始めましょう!

お腹が目立ち始めるのには個人差があると思いますが、大体妊娠中期頃からお腹の膨らみが目立ってくるかと思います。妊娠5ヵ月(16週)くらいを目安にケアも始めると良いでしょう。


お腹が目立ってきたけれど、妊娠線ができそうにないし、もう少し大きくなってからで良いか・・・と後回しにしないでくださいね!


なぜお腹が目立ち始めたら、ケアも開始した方が良いのかというと、引き伸ばされる皮膚の準備をするため。簡単に言うと、柔軟性があり潤っているお肌作ることで、引き伸ばされた時に耐えることができるようになるからです。

お腹が大きくなってからケアを始めても皮膚が引き伸ばされることに耐えきれず、妊娠線ができてしまう可能性が高まります。

ベストな時期にケアを始めて、まずは予防を頑張りましょう。

風船を想像するとわかりやすいです!風船は伸びる素材なので、膨らまして萎めてもても、ほぼ元に戻りますよね。人間も同じで、マッサージしてお肌を柔らかく、お肌の潤いを保つこととで、柔軟なお肌作りをすることが大切です。

私は、肉割れができやすい体質ですが、妊娠線はケアをしっかりしていたのでできずに済みました!


妊娠線ができてしまった時の対処法

ケア頑張ったのに・・・、できてないと思ったのに・・・、いつの間にか妊娠線ができていた!ということはよくあることです。

ケアを頑張っていた方は、オイルやクリームの成分が弱かったor自分のお肌には合っていなかった場合があります。また、お腹が大きくなっているときに、お腹の下の方やお尻などは見えにくくケアもしづらいので、産後に気づくこともあります。

落ち込む前に、まずは、できてしまった時のケアを実践してみましょう!


  • 1. 代謝を促すマッサージを行う
  • 2. アフターケア対応の妊娠線オイル・クリームを塗る
  • 3. 乾燥や冷えに気を付ける
  • 4. 保湿やハリを内側からも促す

1.代謝を促すマッサージを行う

代謝を促すと血流がめぐることで「ターンオーバー」のサイクルにアプローチすることができます。


ターンオーバーとはお肌の生まれ変わりのことで、しっかりターンオーバーを促し、お肌を再生させることで、肌トラブルが段々解決していきます。

ターンオーバーの計算は、年齢×1.5=○○日

つまり、30歳の場合だと30×1.5=45日

最低でも45日は肌サイクルがかかることになります。

個人差や環境の差もあるので必ずその期間で綺麗になるということは断言できません。

そのため、放っておくのではなくしっかりターンオーバーを促す行動が必要になるのです。

締め付けの強い洋服や、下着にも気をつけましょう。

せっかくマッサージをして代謝を促しても、血流の流れが悪くなってしまいます。


2.アフターケア対応の妊娠線オイル・クリームを塗る

普段のボディケアを妊娠線対応のアフターケアオイル・クリームにしましょう。外からのアプローチが重要なので、じっくりマッサージをしながら、妊娠線の気になる部位にしっかりと塗り込みましょう。

妊娠線は深い部分にできるものなので、数日で大きな変化を得るのは難しいですが、お肌のターンオーバーに合わせてしっかり美容成分を塗りこんであげることで、お肌もキレイに。

毎日のケアに慣れていないと少し根気が入りますが、子供がいて病院等に通うことを考えると、ホームケアがコスパ的にもgood。



3.乾燥や冷えに気を付ける

妊娠線は乾燥によりお肌の潤いがないことが大きな要因です。

そのため、お肌の奥までしっかり浸透して保湿することが大切です。

また、冷えも体の巡りを阻害するため気をつけましょう。

女性に多い冷え性をはじめとして、冷たい飲み物、冷房、肌見せが多い服など、できるだけ冷えの原因を作らないようにしましょう。



4.保湿やハリを内側からも促す

体を内側から潤し、弾力を形成してくれる食べ物を積極的に食べましょう。

タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスが優れた食事をすることが大切です。


食事から摂取できるのが一番ですが、食事から摂取するとかなり沢山食べなければならないため、日々のケアには少し難しい場合も。そのため、サプリメントもおすすめ!

セラミドやコラーゲンはお肌の潤いと弾力を助けてくれるのでイチオシです。

ターンオーバーを効率よく促すために、内側からのケアにも力を入れてみましょう。


※妊娠中〜授乳中でも大丈夫か確認してくださいね



産前産後の妊娠線クリームの選ぶポイント

市販のものでもいいの?オイルとクリームどっちが良いの?

色々な妊娠線クリームがあるから迷いますよね!

そんな時はポイントをチェックしながら選んでみましょう!


妊娠線ケア用品を選ぶポイント3選

  • 1. アフターケアに対応しているものを選ぶ
  • 2. 植物由来で無添加のものを選ぶ
  • 3. 美容成分がたくさん入っているものを選ぶ

1.アフターケアに対応しているものを選ぶ

妊娠線の予防を本気でするorすでにできてしまっている妊娠線は、普通の保湿クリームや予防クリームでは十分なケアはできません。

そのため、必ずアフターケアに対応しているものを選びましょう。

アフターケアには、お肌への浸透力があるものがおすすめ!

お肌の土台をしっかり整えてあげることも、良い成分をお肌に取り込む第一歩。小さくても、変化を着実に体感できるような製品を選びましょう。



2.植物由来で無添加のものを選ぶ

妊娠中〜授乳中のママの体はホルモンの関係で揺らぎがちになります。

いつも使っていたスキンケアが使えなくなってしまうほど、お肌に変化が起こってしまう方も多いです。


そのためできる限り、植物由来の成分で、無添加のものを選ぶと良いでしょう。

特に、元々お肌が弱い方は気をつけて選びましょう。


まずは目立たない部分でパッチテストを行ってから使い始めるのがおすすめです。



3.美容成分がたくさん入っているものを選ぶ

化粧品といっても、水と油分と保湿成分だけで構成されているものが沢山あります。

もちろん油分や保湿成分は重要なものですし、お肌に良いのも事実です。ですが、正直それでは美容へのアプローチが弱いです。

特に妊娠線は、皮膚の深い部分にできてしまうものなので、ただ保湿しただけでは期待した効果は得られないでしょう。


そのため、必ず美容成分がしっかりと配合されているものを選びましょう。


人気の美容成分はよく耳にすることがあるこんな成分

ヒアルロン酸、セラミド、CICA、ビタミンC誘導体、フラーレン、プロテオグリカン、EGF/FGF、プラセンタ、コラーゲン etc…


※※お肌に刺激のあるレチノールなどの成分は効果がでやすくても、揺らぎがちな妊娠中は要注意です!※※


妊娠線に対して特に人気な成分はこちら

ビタミンC誘導体

妊娠線でシワシワになってしまった部位を弾力のあるお肌に導きます。普通のビタミンCに比べて8倍以上の浸透力が期待できると言われています。


CICA

妊娠線でダメージの受けたお肌の修復を助け、コラーゲンを産出するため、お肌の弾力UPが期待できます。


自分のお肌に合う成分を見つけると、化粧品が選びやすくなりますよね♪


ここまで肉割れの原因ついて説明してきましたがいかがだったでしょうか。

お手入れ次第では、分からないくらいに薄くすることも可能なので、気づかず放置しがちな肉割れを薄くする方法について説明します。

見つけた時はガッカリしますが、ダイエットと同じでコツコツとケアすることで変化していきます。あきらめる前にまずは試してみてください。


まとめ

一度できてしまうと、完全に綺麗になるまで時間を要するのも実際のところ。

妊娠に限らず大きな体型変化がある時期は、まずは線を作らない対策をしましょう。

妊娠線ができたからといってあきらめて放置せずに、きちんとお手入れを。


旦那様が奥様の妊娠線を見つけて、ボディケア用品をプレゼントすることも多いです。お肌の様子をチェックしながら、できるだけ健康なお肌で産前産後を過ごせるといいですよね!


もちろんできてしまってから何年もたち大人になってからケアする方もいらっしゃいます。

10年以上前の肉割れに使用して嬉しい変化を感じでいる方もいますので、とにかく諦めずにしっかりとケアをすることを目標にしましょう。

おすすめ妊娠線専用クリームはこちら・・