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ダイエットでできる肉割れの予防方法とは?できやすい部位や改善方法も紹介
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短期間のダイエットで体型が変化すると肉割れができやすい
皮膚には、表皮・真皮・皮下組織という3つの層に分かれており、短期間のダイエットで瘦せた場合、急激な変化に真皮層が対応できずに皮膚繊維が傷むことで「肉割れ」という現象が起きてしまいます。
また肉割れだけでなく「皮膚のたるみ」も発生してしまうことがあるため、短期間で集中的にダイエットをするのは、そういった皮膚のリスクも伴います。
肉割れの予防方法とは?
「瘦せたいけれど肉割れは起こしたくない!」という悩みは、多くの方が持つことでしょう。では、一体どのようにしてダイエットをしつつも肉割れを予防すれば良いのでしょうか。
肉割れ予防①「クリームで保湿する」
皮膚が乾燥すると伸縮性が失われ、肉割れができやすい状態になります。乾燥しやすい季節やお風呂上がりなどはしっかりと肌を保湿しておくことが大切です。
ボディクリームでケアをして、肉割れができにくい皮膚環境を作りましょう。
肉割れ予防②「マッサージをする」
ボディクリームによる保湿ケアに合わせて、マッサージをすることも肉割れ予防に良いとされています。
『皮膚の柔らかさ』も肉割れ予防に重要な要素です。乾燥した状態でボディマッサージをすると逆に肌を傷めてしまう可能性があるため、保湿を行ったうえでマッサージをしましょう。
肉割れ予防③「急激な体重・体型変化をしない」
急激な体の変化は皮膚繊維を傷めてしまうため、瘦せたい場合には徐々に体重を落としていくことが大切です。せっかくボディラインが綺麗になっても肉割れができてしまってはもったいないですよね。
『一か月に自身の体重の5%まで』を目安とし、目標体重から逆算した時期からダイエットを始めるようにしましょう。
肉割れが起こりやすく、気付きにくい箇所は?
自身の目に見える範囲だと気付きやすくケアもしやすいですが、目の届かない「おしり」に関しては気付かないパターンが多くあります。
おしりは脂肪が多いため、肉割れができやすい箇所です。お腹周りとも近く、体型の変化を感じやすい箇所とも言えるでしょう。
ダイエットの際には、おしりも含めた肉割れ予防が必要となってきます。
また、体型の変化でいえば一般的に、妊娠による妊娠線もおしりにできやすくなっています。
妊娠すると体重・体型の変化は避けられません。次項からはそのような妊娠中の方にもおすすめの妊娠線(肉割れ)予防の方法についてご紹介していきます。
おしりにできる妊娠線の原因とは?
妊娠線は妊娠によってお腹が急速に大きくなったとき、真皮や皮下脂肪が伸張についていけずに生じる断裂痕です。おしりにはたくさんの脂肪があるため、急な体形の変化が起こると妊娠線ができてしまうことがあります。
初期は赤い線ですが、後にデコボコとした白い痕になります。おしりなどチェックしにくい部位は気づいたら既に白い痕になっていて、いつから断裂していたのか分からないこともあります。
妊娠してない人にも妊娠線と同じ症状が現れることがありますが、これは肉割れと呼ばれています。
おしりの妊娠線の予防法
妊娠線は一度できたら消すことが難しく、事前の予防が大切です。おしりや太ももは自覚しづらい部位のため日頃から鏡を見るなど注意が必要です。
予防法としてはお肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つことが挙げられます。肌に刺激を与えないよう入浴したり、乳液や保湿クリームを使って優しくマッサージすると効果的でしょう。
おしりにできた妊娠線の対処法3つ
消すことが難しいからといって、できてしまった妊娠線を放置するのはよくありません。何もせずにいるとより乾燥し、テカテカしたりデコボコが深くなる危険性があります。
適切に対処すれば悪化を防げますし、目立たなくすることも可能です。血行の改善、体形の管理、妊娠線のケアといった対処法を紹介します。
1:血の巡りを良くする
血流が滞ると老廃物が溜まり、お肌が硬くなったり乾燥したりします。血の巡りを良くすることでお肌の健康を保ち、妊娠線の悪化を防げます。
バランスの整った食事、軽い運動、湯船で体を温めるなどが血行の促進に効果的な方法です。ただし妊娠中の運動は医師と相談して負担をかけないようにすることが重要です。
椅子に座りっぱなしなど、おしりに負担をかける行為は厳禁です。
2:筋肉や体重を急に増やさないようにする
急激な体重の増加は新たな妊娠線が発生しやすくなる原因です。筋肉や体重を急に増やさないようにすることが対処法となります。特におしりは脂肪が付きやすい部位なので効果的です。
食べ過ぎないこと、適度な運動を心がけて体形を崩さないようにします。ただし過度に運動してしまうと筋肉が付いたり、ひび割れが刺激されて大きくなったりするリスクがあります。運動不足を解消する程度の軽い運動に留めると対策になります。
3:妊娠線のケアをする
適切なケアは悪化のリスクを大きく低減します。オイルやクリーム、マッサージなどでケアすることで肌の乾燥を防ぐことができます。これは早ければ早いほど効果があります。
乾燥や刺激は妊娠線の大敵なため、丁寧に優しく毎日ケアすることを心がけましょう。引っかいたりおろそかにしたりしてはいけません。
おしりにできた妊娠線のケアの仕方
お腹と違っておしりの変化は気づきにくいものです。おしりに妊娠線を見つけたらすぐにセルフケアを始めることが重要です。自分一人のケアには限界もありますが、それでも放置して悪化させるべきではありません。
妊娠線をセルフケアする時に覚えておきたいことがあります。それは、お肌には再生周期があり、改善をすぐには実感できないということです。根気強く継続することが大切です。
オイルやクリームでケアする
オイルやクリームを使うなら、入浴後の体が温まりお肌が柔らかくなったタイミングが最適です。まず人肌に温めたオイルを塗ってお肌がクリームを受け入れる状態にします。次にクリームで優しくトリートメントします。
オイルやクリームはアフターケア専門のものがおすすめです。ノコアの製品などは一般的なクリームや予防用のものと比べ、できてしまった妊娠線に対応した配合がなされています。
マッサージでケアする
オイルやクリームを塗る際、一緒にゆっくりとマッサージすると効果的です。おしりの妊娠線は頑固なので、できれば毎日、無理しない範囲で行うのが理想です。
マッサージの方法はまずオイルを両手に広げ、下からおしりを持ち上げるようにゆっくりと塗り込んでいきます。このとき左右のおしりを片方ずつ、両手で優しく撫でるようにします。
オイルが馴染んだらクリームを手に取り、オイルと同じく両手でおしりを持ち上げるように塗り込みます。皮下脂肪をつかむようなイメージで揉みほぐすのがポイントです。
美容クリニックでおしりの妊娠線を治療する方法4つ
おしりの妊娠線は背後にあるため発見が遅くなりやすく、気づいたときにはセルフケアの段階を過ぎていた、ということが少なくありません。本格的に治療したいのであれば専用の美容クリニックへ行くのがおすすめです。
ここでは4つの治療法を紹介します。
1:レーザー治療について
患部にレーザーを照射して真皮層を刺激する治療法です。刺激によりお肌の再生能力を活性化させ、新しい皮膚にするという仕組みです。コラーゲンの生成、皮下脂肪の燃焼が起こるためお肌を美しくすることが期待されます。
イメージしやすい方法ですがレーザーを照射するので痛みや火傷といったリスクがあります。施術を受ける前によく検討する必要があります。
2:ダーマペンについて
ダーマペンは複数の超極細針が内蔵されたペン型の機器です。針の高速振動でお肌に微小の傷を付け、自然治癒能力によってお肌を治す方法です。機器が小さいため細かい患部も施術でき、傷が小さいためダウンタイム(術後の回復までにかかる時間)が短いことが特徴です。
比較的小さな痛みとされますが、痛みに弱い方は麻酔クリームを使用してくれるクリニックを探すのがおすすめです。
3:マッサージピールについて
マッサージピールは薬剤を患部に塗布し、マッサージで浸透させ、コラーゲンの生成を促進させるピーリング治療です。保湿や美白、ダウンタイムの短縮などに効果のある配合がなされています。術後にメイクしてから退院できるほどお肌への負担が軽い特徴があります。
コラーゲンピール・ミラノピールとも呼ばれます。
4:カーボメッドについて
カーボメッドは医療用炭酸ガスを皮下脂肪に注入する方法です。炭酸ガスメソ・炭酸ガス治療・血流改善ガス治療とも呼ばれます。
炭酸ガスが血液に溶け込むと新陳代謝が活発になり、脂肪の分解と燃焼が促進されることを利用します。肌荒れや老化防止、セルライトの除去にも効果が期待されます。
施術時間が短く副作用もほとんどないので生活への影響が少ないことも特徴です。一方で患部の状態によっては長期間の通院でないと効果を実感できない場合もあります。
おしりにできた妊娠線をケアしよう!
おしりにできてしまった妊娠線を完全に消すことは難しいことです。しかし、丁寧にケアすれば改善することはできます。コンプレックスだからと諦める必要はありません。
おしりの妊娠線が薄くなったら、きっとそれはあなたの自信になります。美しくなるためにした努力が目に見える形で現れるからです。
まずは今日、鏡の前で後ろを向くところから始めてみてください。