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体重増加だけで妊娠線はできるのか?予防方法やケアもあわせて紹介
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体重増加だけで妊娠線はできるのか?
妊娠線とは急激な体重や体型の変化についていけない真皮層が避けることによりできてしまうものです。体重が増加されることで増えるステロイドホルモンも、真皮のターンオーバーを抑えてしまうため、妊娠線ができる原因となります。
出産後は妊娠線の赤みも少しずつ薄くなってきますが、自然に消えることは難しいです。まずは妊娠線ができないように、皮膚を柔らかい状態にキープすることが大切です。
妊娠線のできやすい人と時期8つ
妊娠した女性の半数以上が経験するとされる妊娠線ですが、できやすい人や時期があります。また妊娠線ができるのはお腹だけではなく、脂肪により皮膚が伸びる箇所にもできるのを知っておきましょう。
まずはできやすい人やできやすい時期をしっかりと把握して、できるかぎり予防ケアに努めていきましょう。
1:急速に体重増加したケース
最初に、妊娠線ができる理由として考えられるケースが、急激な体重増加です。体重増加が急だと、通常よりも早い段階で妊娠線ができるようになります。
特に気をつけたいのが、食べづわりです。空腹を感じることで吐き気を催してしまうため、何か口に入れたくなりますが、体重増加は気をつけていきましょう。ここで一気に体重が増えてしまうと、皮膚の伸縮が追いつかなくなり妊娠線ができてしまいます。
2:経産婦のケース
意外に感じる人もいるかもしれませんが、出産経験がある経産婦も妊娠線ができやすいケースにあてはまります。出産経験があると子宮や皮膚が伸びやすく、お腹が大きくなるまでのスピートが早くなってしまうのです。
急激なお腹の膨らみに対応できなくなると、妊娠線ができてしまいます。出産経験がある場合でも、入念なケアは怠らないようにしていきましょう。
3:多胎妊娠のケース
多胎妊娠とは双子以上の出産のことを指します。お腹の中にいる赤ちゃんの人数が多いほどお腹は大きくなるため、単胎妊娠の時よりも皮膚が伸ばされます。やはり多胎妊娠は妊娠線ができやすいケースにあてはまるのは、当然といえるでしょう。
4:高齢出産をするケース
高齢出産も妊娠線ができやすいケースにあてはまります。それは年齢を重ねることにより、皮膚の柔軟性が低くなり、真皮が伸縮に対応できなくなるためです。
また、乾燥もしやすくなりお肌のトラブルも増えていくので妊娠線ができやすくなるでしょう。
5:妊娠5ヶ月からできるケース
妊娠中のほとんどの人にあてはまるケースとなりますが、安定期に入り始めた妊娠5ヶ月あたりから妊娠線はできやすくなります。もちろんお腹の中にいる赤ちゃんの成長スピードや、肌質によっても変わってくるので個人差はあります。
妊娠5ヶ月から気をつけるのではなく、妊娠がわかった段階からケアをすることで、妊娠線の予防に繋げていきましょう。
6:出産後に現れるケース
妊娠線はお腹が膨らみ始める妊娠中にできるものだけと思われがちですが、出産後にもできるケースがあります。一番できやすいのが出産時にいきんだ時です。
いきんだタイミングでお腹は大きく膨らむため、真皮が裂けてしまう場合があります。また、産後の無理なダイエットによる栄養不足や、運動不足による血行不良からなる皮膚の状態の悪化でも妊娠線はできてしまいます。
また、負荷の大きい産後の運動も原因のひとつです。
7:小柄・やせ型のケース
母体が小柄だったり、やせ型だったりすると、皮膚はより大きく引き伸ばされることになります。そのため元々の体型によっては、妊娠線ができやすいケースにあてはまってしまう場合があるでしょう。
また、小柄な体型の人は骨盤そのものが小さいため、お腹の膨らみが前に大きくでてしまいます。これらの理由から小柄、やせ型の人は妊娠線ができやすいケースにあてはまる人が多い
です。
8:乾燥肌や敏感肌のケース
肌に潤いを与えることでお肌のトラブルを防げるということからもわかるように、乾燥は大敵です。乾燥肌や敏感肌の人は、どうしても妊娠線ができやすい状態だと言えるでしょう。
よりこまめに丁寧なケアが必要となるケースといえるでしょう。後に紹介しますが、肌のケアだけではなく、食生活や運動などでも妊娠線の予防に繋がる場合があります。
体重増加以外で妊娠線を予防する方法4つ
妊娠線ができるのは体重増加だけが原因ではありません。日頃の肌のケアや日常生活、バランスの良い食生活を心がけることも予防に繋がります。
もちろん個人差はあるので、必ず守らないといけないということではありません。まずはストレスを感じない程度に、できることから始めていきましょう。
1:脂肪がつきやすい箇所の保湿ケアをする
お腹以外にも妊娠線ができる場合があります。脂肪がつきやすい箇所は全て、妊娠線ができるということを知った上で保湿ケアをしていきましょう。
妊娠線ができやすいのはお腹の他に、胸の下や脇の下、太ももやお尻などです。視界に入らない場所にいつの間にか妊娠線ができていたということも少なくありません。全身にたっぷりとクリームをつけて、優しくなじませながら潤いを与えていくのが大切です。
2:バランスの取れた食事を心がける
肌に対する直接の保湿ケアだけではなく、バランスの良い食生活を心がけることも妊娠線の予防に繋がります。あまりストイックになりすぎず、簡単に考えて大丈夫です。
野菜や大豆、魚やお肉などをバランス良くメニューに取り入れていきましょう。気をつけたいのが摂取カロリーです。妊娠初期は約2,000kcal、妊娠後期は約2,500kcalが目安なので「お腹にいる子供の分も」と食べすぎないように気をつけましょう。
3:負担のない運動を心がける
妊娠線の原因が体重増加だけではないにしても、体重管理は大切なポイントです。体重を管理することで、妊娠線だけではなく妊娠中毒症の予防にも繋がります。
ウォーキングやスイミングなどは妊娠中の体にも負担が少なく、リフレッシュにも繋がるためおすすめです。ただし運動は安定期になってから、その時に適した運動を取り入れていきましょう。
その時の体調と相談しながら、無理なく取り入れていくことが重要です。
4:保湿の際に優しくマッサージを行う
何度も言うように肌の保湿ケアは、妊娠線の予防に繋がる可能性があります。肌を保湿するだけではなく、柔らかくすることも目的のひとつなので、クリームをたっぷり使って優しくマッサージをしていきましょう。
毎日のケアを怠らず続けることで、皮膚がお腹や脂肪の伸びに対応しやすくなります。
妊娠線のケアの方法
妊娠線にはさまざまなケアの仕方がありますが、誰もが取り入れやすいのが専用のクリームやオイルを使いながら、優しく肌になじませる方法です。
保湿できれば良いというわけではないので、通常の保湿ケアのクリーム・オイルではなく、妊娠線(ストレッチマーク)専用のものを使います。クリームとオイルがありますが、それぞれで特徴が変わってくるので、把握した上で選び使用することがおすすめです。
肌に伸ばしやすいボディオイルを使う
伸び良く肌になじませやすいのが、オイルのメリットです。浸透力も高いため使用していて、保湿も実感しやすいでしょう。
しかし、オイル独特の香りがつわりの時に辛かったり、ベタつきが気になったりという声も見受けられます。また、人によってはオイルとクリームの特徴を活かして、両方使用する場合もあります。その際は、オイルの後にクリームを使うと良いでしょう。
肌に馴染みやすいボディクリームを使う
ケアの方法で一般的に取り入れられやすいのが、クリームタイプです。種類が豊富なので、自身の好みや肌質に合ったものを見つけやすいのがメリットと言えるでしょう。
水分と油分のバランスが良いのもクリームの特徴です。しかし、アイテムによっては伸びが物足りないと感じる場合もあります。テクスチャも千差万別なので、テスターで確認しながら購入すると安心です。
妊娠線ができるのは体重増加だけじゃない予防とケア方法を知る
妊娠線のケアは早めにすることが大切です。お腹が大きくなる前に、たっぷりとクリームやオイルを使用して丁寧にケアをしていきましょう。
また、妊娠線ができるのは体重増加が原因だけではありません。今回紹介したように肌質や食生活、運動不足などでも妊娠線ができることがあるので、原因を知ったうえで予防やケア方法を把握していくことが大切です。
クリームやオイルも色々とあるので、自身に合ったものを選びましょう。