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赤ちゃんにおすすめの保湿剤3選 選び方と気をつけるポイントも紹介
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赤ちゃんのお肌の性質

赤ちゃんのお肌は未熟でとてもデリケートです。大人も子供もお肌の構造は同じですが、赤ちゃんのお肌の皮膚は大人の約半分位の薄さしかないため、水分を保持する力が弱く、お肌がとても乾燥しやすい状態です。
乾燥しやすい肌はバリア機能も低下しているため、よだれや汗などのちょっとした刺激で肌トラブルを起こしやすくなっています。
新生児期の場合
新生児期の赤ちゃんのお肌は皮脂分泌が盛んで脂っぽくなっているため、乾燥はしません。しかし、過剰に分泌される皮脂が原因で乳児脂漏性湿疹という肌トラブルを起こしやすいと言われています。
乳児脂漏性湿疹は、まだ発達していない新生児の毛穴に、過剰に分泌された皮脂が詰まることで起こり、皮脂腺の多い頭部や額、首や耳の周り、股、わきの下などにできやすいです。
じゅくじゅくしたものやカサカサしたものなど、様々な湿疹があります。この乳児脂漏性湿疹は新生児の頃に見られる一過性のものであるため、正しいスキンケアを行うことで改善できる場合も多いでしょう。
3ヶ月目の場合
新生児期に活発だった皮脂分泌も生後3ヶ月目からは急激に低下し、水分量も大人の半分以下まで落ち、油分もないためお肌はますます乾燥しやすくなります。
乾燥するとお肌のバリア機能が低下して、肌トラブルを起こしやすくなってしまいます。そうならないためにも、正しいスキンケアをしてあげることが必要になるでしょう。
赤ちゃんのお肌を洗う時の5つのステップ

乾燥しやすくデリケートな赤ちゃんのお肌を肌トラブルから守るためには、お肌を保湿するだけでなく、きれいに洗うことでいつも清潔なお肌を保つことも重要なポイントです。
ここでは、赤ちゃんのお肌を洗う時の5つのステップについて詳しく見ていきましょう。
1:洗浄料を見つける
まずは洗浄料を見つけるところから始めましょう。とてもデリケートな赤ちゃんのお肌を洗う洗浄料は、低刺激の成分を使ったもので、赤ちゃんのお肌に合うものを選びましょう。
また、赤ちゃんのお肌を洗う時にはよく泡立てて、泡で優しく洗うのが基本です。泡立てネットを使って泡立てるのも良いですが、泡で出てくるポンプ式のものを選ぶと、泡立てる手間もないため、おすすめです。
2:刺激がないように洗う
赤ちゃんのお肌はとてもデリケートになっているため、少しの刺激も肌トラブルのもとになってしまいます。そのため、赤ちゃんを洗う時にはたっぷりの泡を使って素手で優しく洗ってあげましょう。
洗う時には泡を体に塗るのではなく、指の腹と手のひらを使って丁寧に洗いましょう。
手足のくびれの部分や耳の後ろ、指の間も忘れず丁寧に洗ってあげましょう。
3:しっかり洗い流す
きれいに洗えたら、弱めのシャワーを使って丁寧にしっかりと洗い流しましょう。手足のくびれの部分やシワになっている部分も伸ばして、すすぎ残しがないように気を付けます。
洗浄料がお肌に残ってしまうと、それが刺激となって肌トラブルを起こす可能性があるため、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流してあげましょう。
4:残った水滴をふく
洗浄料をしっかり洗い流したら、残った水滴をふいてあげましょう。タオルでゴシゴシ擦るのではなく、柔らかいタオルを使って優しく押さえるように水滴をふき取っていきます。
くびれの部分やシワになっている部分は水滴が残りやすいため、ふき残しがないようにしっかりとふき取ってあげましょう。
5:保湿剤を塗る
体をふいたら、保湿剤を全身に塗ってお肌を保湿しましょう。保湿剤にはローションや乳液、クリームなど様々なタイプのものがありますが、赤ちゃんのお肌に合うものを選んで塗ってあげて下さい。
保湿剤を体に塗る時は手のひらを使い、優しくマッサージするように塗ります。手足のくびれ部分やわきの下など皮膚がくっついている部分も皮膚を伸ばして塗ってあげましょう。
顔に保湿剤を塗る時は、保湿剤を点状に付けて円を描くように優しく塗ります。
赤ちゃんのお肌を保湿する際に気をつける3つのポイント

デリケートな赤ちゃんのお肌を、肌トラブルから守るためには正しく保湿をする必要があります。
ここでは、赤ちゃんのお肌を保湿する際に気をつけるべき3つのポイントについてご紹介します。ポイントに気をつけて正しいスキンケアをしてあげましょう。
1:1年を通じて保湿をしてあげる
赤ちゃんのお肌の保湿は、乾燥しがちな冬だけでなく1年を通して続けてあげましょう。保湿は赤ちゃんの乾燥しがちなお肌に水分を与える役割だけでなく、与えた水分を逃がさないようにフタをする役割もあります。
そのため、季節に関係なく毎日の保湿が重要になります。乾燥しがちな冬とべたつきがちな夏で使う保湿剤の種類を変えてあげると良いでしょう。
2:お風呂上がりと着替えのタイミングで塗る
保湿は1日に2~3回、気付いた時に塗ってあげると良いですが、お肌を清潔にしたお風呂上がりのタイミングや、着替えのタイミングで塗ってあげるとさらに良いでしょう。
生活リズムに合わせて工夫しながら保湿をしましょう。乾燥が気になる時などは回数にこだわらず、おむつ替えの時や、気付いた時にこまめに保湿をしてあげるようにしましょう。
3:首や足首など乾燥しやすい部分を中心に塗る
赤ちゃんのお肌に保湿剤を塗る時、首や足首などの特に乾燥しやすい部分を中心に塗りましょう。
全身をローションで保湿。特に乾燥しやすい部分に重ねづけするなど、必要に応じて保湿をするようにしましょう。
赤ちゃんの保湿剤の選び方の5つのポイント

赤ちゃんのお肌の乾燥を防ぐ保湿剤にはローションや乳液、クリーム、オイルなど様々なタイプのものがあります。
種類がたくさんあるため、どれが良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、赤ちゃんの保湿剤の選び方のポイントを5つご紹介します。
赤ちゃんに合った保湿剤選びの参考にしてみて下さい。
1:赤ちゃんのお肌の状態を理解する
赤ちゃんの保湿剤を選ぶ際には、まず赤ちゃんのお肌の状態を把握しましょう。赤ちゃんのお肌が脂っぽくベタベタしているような状態であれば、さっぱりと使えるローションタイプの保湿剤を、乾燥してカサカサしている場合には、クリームなどの保湿力が強いものを選びましょう。
その時の赤ちゃんのお肌の状態に合った保湿剤を選んで使うことが、赤ちゃんのスキンケアの重要なポイントになります。
クリームのベタつきが気になる方は、保湿力の高いオイル入りのローションがおすすめです。
2:赤ちゃんにつける前に自分の肌で試してみる
低刺激の保湿剤でも赤ちゃんによってはお肌に合わないこともあり、かぶれてしまう可能性もあります。そのため、赤ちゃんのお肌につける前に、まず自分のお肌に塗って試してみましょう。
自分のお肌で試してみて問題がないようであれば、ごく少量の保湿剤を赤ちゃんの太ももなどに塗ってパッチテストをしてあげてから、使うようにしましょう。
赤ちゃんは肌荒れをしやすいため、お肌を守るためにもパッチテストを行うようにしましょう。
3:すぐに塗れるものを選ぶ
赤ちゃんはじっとしてくれていることが少ないため、思うように保湿剤を塗れないこともあるでしょう。そのため、素早く塗れるようなものを選んでも良いでしょう。
片手で開け閉めが簡単にできてすぐに塗れるものや、伸びが良くて浸透が早いものを選ぶと、ストレスなく赤ちゃんを保湿してあげることができます。
保湿剤の成分も重要ですが、すぐに塗れる使いやすいパッケージも重要なポイントのため、選ぶ際にはチェックしてみましょう。
4:原材料がオーガニックの植物由来のものを選ぶ
敏感な赤ちゃんのお肌に使うものになるため、お肌に優しいオーガニックの植物由来の原材料を使用した保湿剤を選ぶようにしましょう。
植物由来の原材料を使用しているオーガニックの保湿剤は、お肌に負担がかかりにくい成分を使用しているため、敏感な赤ちゃんのお肌にも優しく、肌トラブルの心配を軽減してくれるでしょう。
また、植物性原材料を使った保湿剤は残留農薬が含まれやすいですが、オーガニックであれば農薬の心配もないでしょう。
5:乾燥がひどい時はローションとオイルやワセリンを組み合わせる
ローションは乾燥しているお肌に水分を与えてくれる化粧水のような働きをしますが、そのままにしておくと水分が蒸発し、お肌が乾燥してしまいます。
また、ワセリンやオイルはお肌に水分を与えるものではなく、お肌に塗ることで、お肌に含まれる水分が蒸発して乾燥するのを防ぐ働きをするものです。
そのため、乾燥がひどい時にはローションでお肌に水分をたっぷり与えた後に、オイルやワセリンなどでフタをして水分の蒸発を防いであげると良いでしょう。
赤ちゃんの保湿剤4つのタイプ

赤ちゃんの保湿剤にはワセリンやローションタイプ、オイルタイプ、クリームタイプなど様々な種類のものがあります。
それぞれ特徴が異なりますので、ここではこれら4つの赤ちゃんの保湿剤のタイプについて詳しく見ていきましょう。
1:ワセリンについて
ワセリンは石油を精製して作られた保湿剤で、お肌の表面をコーティングする働きをします。
純度の違いにより、黄色ワセリン、白色ワセリン、白色ワセリンソフトがあり、その中でも比較的純度の高い白色ワセリンは皮膚の保護として医療機関で出されたり、ドラッグストアで手軽に購入できるアイテムです。
純度の高いワセリンほど色が白く、お肌にも優しいと言われています。
2:ローションタイプについて
化粧水や乳液のようなテクスチャーで水分が多く、お肌に水分を与える働きをします。サラッとしているため、お肌に伸ばしやすく手軽に使うことができるでしょう。
脂分が少なく、べたつきがちな夏でも快適に使用でき、また商品の種類が豊富にあるため気に入ったものを選びやすいでしょう。
ローションタイプは比較的どんなお肌でも使いやすく、オイルやワセリンと合わせて使うことで乾燥しがちな冬もしっかり保湿することができるでしょう。
3:オイルタイプについて
オイルはお肌に薄い膜を張ってお肌を保護し、表面から水分が蒸発するのを防ぐ働きをします。
ローションタイプの保湿剤で保湿をした後、乾燥が気になるところへ部分的に重ねづけして使用することもできます。
お肌の保湿だけでなく、耳や鼻の掃除に使うこともできるため、1つあると便利でしょう。
4:クリームタイプについて
クリームタイプはローションタイプの保湿剤とオイルの間をとったような保湿剤です。ローションのようにお肌に水分を与えつつ、オイルのようにフタをして水分の蒸発を防いでくれるでしょう。
そのため、ローションタイプよりも保湿力が高く、お肌が乾燥しがちな赤ちゃんにおすすめです。チューブに入っているものも多く、持ち運びに便利で、気になった時にすぐ使うことができます。
お肌全体に使えるほか、顔や頬など乾燥が気になる部分に部分的に使用することも可能です。
ただし、クリームはどうしてもベタつくことが多いので、気になる方は保湿力の高いオイル入りのローションを使用してみましょう。
赤ちゃんにおすすめの保湿剤3選

ここまで赤ちゃんの保湿剤の種類や選び方についてご紹介しましたが、種類が多くてやはりどれを選べば良いか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、赤ちゃんにおすすめのスキンケアをご紹介します。保湿剤選びに、ぜひ参考にしてみて下さい。
1:ノコアナチュラルベビークリーミーウォッシュ
デリケートな赤ちゃんのお肌のために、ボタニカルにこだわって作られた赤ちゃん用全身ボディーソープです。
有機JAS認定農場のオーガニック原料を使用して赤ちゃんのお肌に最適な配合で作られたこのボディーソープは、赤ちゃんのデリケートなお肌をボタニカル成分でやさしく洗い上げます。
倒れにくい大容量ポンプに入っていて片手で押すだけでふわふわの泡が出てくるため、赤ちゃんを片手で支えながら使用できます。
泡切れが良いため素早く洗い流すことができ、お風呂上りに保湿をするまでお肌のしっとり感が続くでしょう。
ノコアナチュラルベビークリーミーウォッシュ
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2:ノコアナチュラルベビージェルローション
水分と油分のバランスを考えて作られたジェルローションです。保湿クリームのようにべたつくことがなく、快適な使い心地です。
潤い補給成分と天然精油を使用前に振って混ぜ合わせることで、化粧水とオイルが理想的なバランスで混ざり、赤ちゃんのお肌に水分を与えながらしっかり保湿します。
原料からこだわったオーガニック成分で作られています。
ノコアナチュラルベビージェルローション
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赤ちゃんのUVケアで心がけること3つ

赤ちゃんのスキンケアで大切なことは、体を清潔に保ち、保湿をするだけでなく、外に出る際の紫外線対策もきちんと行うことです。
ここでは赤ちゃんのUVケアで心がけることを、3つご紹介します。赤ちゃんのUVケアの参考にしてみて下さい。
1:基本となる対策をしておく
赤ちゃんのデリケートなお肌を紫外線から守るため、まずは基本となる対策をしておきましょう。
春から秋にかけて紫外線の強い午前10時から午後2時くらいまでは、可能な限り屋内で過ごすようにしましょう。
また、直射日光に気を取られがちですが、地面や水面から反射する光にも注意が必要です。赤ちゃんに帽子をかぶせて、お肌の露出が少ない衣類を着せてあげましょう。
2:日焼け止めを肌につける
外出する時は必要に応じて日焼け止めをお肌につけてあげましょう。
腕や足など、広い部分に塗る時は手のひら全体を使いましょう。また、顔に塗る時はおでこや頬、鼻の頭、あごに日焼け止めを少しずつのせて優しく塗り伸ばしましょう。
肌トラブルがある時に日焼け止めを塗りたい場合は、医師などに相談してから塗るようにしましょう。
3:日焼け止めをつけた肌を洗う
日焼け止めをつけた日は、忘れずにしっかりお肌を洗ってあげましょう。日焼け止めがお肌に残ったままになると、肌トラブルの原因にもなります。
そのため、洗浄料を使って洗い残しがないようにきれいに洗ってあげましょう。日焼け止めを落とすためにタオルやスポンジでゴシゴシ洗うのは赤ちゃんの繊細なお肌を傷つけ、肌トラブルの原因になってしまいます。
たっぷりの泡を使って、優しく洗ってあげましょう。
赤ちゃんのお肌の状態を見てしっかり保湿してあげよう

赤ちゃんのお肌はデリケートにできており、大人よりも乾燥しやすく肌トラブルも多い傾向にあります。
赤ちゃんを肌トラブルから守るためにも、赤ちゃんのお肌の状態を見て、しっかり保湿してあげましょう。保湿剤を選ぶ時には、ご紹介したおすすめの保湿剤や保湿剤の選び方をぜひ参考にしてみて下さい。
赤ちゃんの保湿をしながら、親子でスキンシップを楽しみましょう。