NOCOR コラム
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赤ちゃんの頭皮はなぜ乾燥する?対策とシャンプーの手順もあわせて紹介


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赤ちゃんの頭皮はなぜ乾燥する?

赤ちゃんの頭皮は、乾燥でカサカサしやすくトラブルが起こりやすいことをご存じでしょうか。赤ちゃんの頭皮は、まだ皮脂の状態が不安定で、バリア機能が弱いため、トラブルが起こりやすいのです。


赤ちゃんの頭皮のトラブルを防ぐには、正しいシャンプー方法でケアするのが一番です。頭皮のトラブルの原因を知り、赤ちゃんならではのトラブルを防げるよう、日ごろから正しくケアを行うことが大切です。


皮脂の状態が不安定

頭皮がバリア機能を発揮するときに重要な役割を果たすのが、皮脂と汗などが混ざってできる皮脂膜です。皮脂膜は、頭皮から水分が蒸発するのを防ぎ、うるおいを保つ役割を持ちますが、赤ちゃんは皮脂の分泌が少ないため、頭皮が乾燥してしまうのです。


実は、赤ちゃんは新生児の頃は皮脂の分泌が盛んですが、生後1カ月をピークに低下し、生後4~5カ月頃はもっとも皮脂の分泌が少なくなります。とくに、冬の寒い時期は乾燥しやすく、皮脂欠乏性湿疹という乾燥が原因の湿疹になる赤ちゃんが増えるため、とくに注意が必要です。


頭皮のバリア機能が弱いから

赤ちゃんの頭皮が乾燥するのは、皮膚のバリア機能が未熟なことが原因です。


バリア機能は、菌が皮膚に入り込むのを防ぐとともに、水分が過剰に対外へ出るのを防ぐ機能で、皮膚の表層にある角質層がその役割を担っています。赤ちゃんの角質層は、大人と比べて保湿機能が弱いため、頭皮が乾燥しやすいのです。


また、赤ちゃんの皮膚は、成人の半分程度の厚さしかない部位もあるため、外部の刺激に弱く、バリア機能が未熟な原因になっているとも考えられます。


赤ちゃんの頭皮の乾燥への6つの対策

赤ちゃんの頭皮が乾燥してカサカサしないようにするポイントは、やさしくシャンプーして、頭皮をしっかり保湿することです。


赤ちゃんの頭皮の乾燥の対策として、シャンプー時の注意や保湿方法など、6つの方法をご紹介します。


1:1日1回やさしくシャンプーをする

寒い時期など、汗をあまりかかないからといって毎日シャンプーしないと、頭皮トラブルの原因となることがあります。


汚れ・汗・ホコリ・細菌などが頭皮に付着したままだと、頭皮への刺激となりかゆみが出てしまいます。とくに、バリア機能が低下していると、皮膚炎を悪化させる可能性もあります。


ただし、洗うことで皮脂を落とし過ぎてしまうと、バリア機能を低下させてしまいます。できるだけ保湿効果の高いシャンプーで、毎日洗うようにしましょう。


2:赤ちゃん用の低刺激の頭髪シャンプーを使う

赤ちゃんの頭皮を清潔に保つには、毎日のシャンプーがおすすめですが、シャンプーは刺激の少ない、頭皮専用のベビーヘアシャンプーを選ぶようにしてください。


赤ちゃん専用のシャンプーをしっかり泡立ててから頭皮をやさしく洗い、シャンプーが頭皮に残らないよう、ぬるま湯でしっかりとすすぐとよいでしょう。


赤ちゃん用のボディソープもありますが、頭皮の皮脂や汚れを十分に落とせないことがあるため、頭皮専用のベビーヘアシャンプーを使うことをおすすめします。


3:熱いお湯や長湯を避ける

赤ちゃんの皮膚は大人と比べてまだ薄く、皮脂も不安定なため、熱いお湯につかったり、長湯をしたりすると皮脂が流れてしまうことがあります。


皮脂が流れてしまうと、バリア機能の低下につながり、頭皮の乾燥の原因となってしまいます。お風呂のお湯は40度以下のぬるめにし、湯船につかるのも5分以内にとどめるようにしてください。


4:お風呂あがり10分以内に保湿する

シャンプーで頭皮をやさしく洗った後は、頭皮の保湿も大切です。お風呂上りから10分以内を目安に、ベビー用のローションやワセリンなどを頭皮に塗って、保湿するようにしてください。


大人用の頭皮用ローションは、アルコールや香料が配合されているため、赤ちゃんのデリケートな頭皮に使うと、トラブルを起こしてしまうことがあります。赤ちゃん用の低刺激な頭皮用ローションを選ぶことをおすすめします。


5:シャワーの水圧を強くしすぎない

シャワーの水圧が高すぎると、赤ちゃんの頭皮の皮脂が流されて、バリア機能の低下につながってしまいます。バリア機能の低下は、頭皮の乾燥の原因となるため注意が必要です。


シャンプーを流す際は、やさしい水圧で、丁寧に流すとよいでしょう。


6:ひどい場合には皮膚科に受診する

生後1~3カ月は皮脂の分泌過剰で起こる乳児脂漏性皮膚炎の可能性が高く、それ以降は皮脂欠乏性湿疹が目立つようになります。症状がよくならないときには、アトピー性皮膚炎の可能性もあるため注意が必要です。


赤ちゃんの頭皮が乾燥してカサカサになっているときには、まずは家庭で丁寧にやさしく頭皮を洗い、しっかり保湿して様子を見てください。症状が続いたり、かゆみがひどかったりするようであれば、早めに皮膚科か小児科を受診してください。


赤ちゃんのシャンプーの4つの手順

赤ちゃんの頭皮の乾燥対策の一つ目に、1日1回やさしくシャンプーすることを挙げましたが、具体的にはどのような手順で、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。


赤ちゃんの頭皮トラブルを防ぐ、シャンプーの4つの手順を解説していきます。


1:38~40度程度のお湯で髪を濡らす

はじめに、38~40度程度のぬるめのお湯で、そっと髪を濡らします。赤ちゃんは皮膚が薄いため、温度が高いと肌に刺激を与えてしまいます。熱くなり過ぎないよう注意してください。


お湯だけでも9割程度の汚れを落とせるともいわれているため、そっとお湯をかけて、やさしく汚れを落とすように意識するとよいでしょう。


2:指の腹でやさしく頭を洗う

続いて、シャンプーを使って髪や頭皮を洗います。シャンプーの泡で頭皮を洗うようなイメージで、指の腹を使ってマッサージするように、しっかりとやさしく洗ってあげてください。この時、力は入れ過ぎないよう注意してください。


3:しっかりとすすぐ

最後に、シャンプーの洗浄成分が肌に残らないよう、ぬるま湯でやさしく洗い流します。シャンプーの成分が頭皮に残ると、トラブルの原因となるため注意が必要です。


水流が弱めのシャワーで、頭頂部からやさしくかけるように流すとよいでしょう。


4:お風呂から上がった後にタオルで髪を乾かす

お風呂から上がったら、頭皮や髪の水分をタオルでよく吸い取るように拭いてください。タオルで拭き取るときは、ごしごしこすらずに、やさしく拭き取るようにしてください。


また、頭皮が濡れたままの状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなります。ドライヤーを使って、早めに乾かすようにしてください。


赤ちゃんの頭皮乾燥におすすめのアイテム

赤ちゃんの頭皮の乾燥を防ぐには、赤ちゃん専用の頭皮用シャンプーで洗い、ベビーローションなどで保湿するとよいですが、どのような商品があるのでしょうか。


赤ちゃんの頭皮乾燥におすすめのアイテムを2つご紹介します。


【NOCOR mom&baby】 ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュ

ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュは、繊細な赤ちゃんの肌を研究し続けて誕生した、赤ちゃん用の全身ボディソープです。


赤ちゃんの肌は刺激が少ないほうがよいというイメージがありますが、汚れをしっかり落とさないと、古い角質が肌に残りトラブルの原因となってしまいます。


ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュは、弱酸性×ベタイン系の両性活性剤のため、低刺激で洗浄力のあるバランスのよい商品といえるでしょう。


原料は有機JAS認定農場のオーガニック原料を使用し、アルコールなどの添加物が入っていないため、刺激が少なく安心してお使いいただけます。

ノコア ナチュラルベビークリーミーウォッシュ
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【NOCOR mom&baby】 スキンケアセット

ノコア クリーミーウォッシュでやさしく洗った後は、適切な水分と油分バランスの保湿ケアが期待できる、ジェルローションの使用をおすすめします。


ノコア ナチュラルベビージェルローションは、化粧水とオイルを混ぜたジェルローションのため、保湿クリームのようなべとつきがなく、これ1本で保湿ケアが完了します。


ナチュラルベビークリーミーウォッシュとナチュラルベビージェルローションがセットになったmom&babyスキンケアセットもあるため、保湿ケア商品を探している方はセットがおすすめです。

ノコア スキンケアセット
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赤ちゃんの頭皮の乾燥はしっかりと保湿しよう

赤ちゃんの頭皮は、大人と比べてバリア機能が弱いため、頭皮の保湿機能を十分発揮できません。また、生後4~5ヶ月すると、皮脂の分泌量が低下するため、乾燥による湿疹も起こりやすくなります。


赤ちゃんの頭皮が乾燥し、カサカサになっていることに気付いたら、まずは専用のシャンプーで丁寧に洗い、刺激の少ないローションなどでしっかり保湿するとよいでしょう。