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肉割れを消すには?防ぐ方法やオイルの選び方もあわせてご紹介!
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そもそも肉割れとは?
肉割れとは、何らかの原因によって皮膚が急激に引き伸ばされ、皮膚の内部が裂け、ひび割れた肌のように陥没したりシワができたりするものです。見た目から肉割れと呼ばれていますが、皮膚が裂けている状態です。
医学的には、伸展性皮膚線条や線状皮膚萎縮症、皮膚伸展線条と言います。
肉割れをケアするには?
肉割れを完全に消すことは難しいですが、目立たなくするためのケアをしてみましょう。保湿や血行促進は、家で手軽にケアができます。
肉割れは乾燥しやすい場所にできるだけでなく、皮膚の内部にできるためターンオーバーが起こりにくいです。しっかりとオイルで保湿したり、運動や入浴で血行促進したりすることでターンオーバーを助け、肉割れを目立たなくすることが期待できます。
肉割れができてしまう理由5つ
そもそも肉割れができてしまう理由はいくつかあり、1つだけではありません。肉割れを防いだり、出来てしまった肉割れをケアするためにも、まずはその原因を知っていきましょう。
1:極端なダイエットをしている
肉割れは、皮膚が急激に引き伸ばされて裂けたものであり、極端なダイエットによって、短期間で痩せてしまうと発生します。また逆も然りで、短期間で太ってしまった場合も同じく肉割れが発生します。体重の増減を繰り返すような極端なダイエットは控えましょう。
2:ストレスを抱えている
ストレスが直接的に肉割れに繋がるわけではありませんが、ストレスによって肉割れを起こしやすくなることは事実です。ストレスによって自律神経が乱れると、血液がうまく循環しなくなるため、肌のターンオーバーが遅くなり、肉割れを目立たせてしまう可能性があります。
またストレスは、コラーゲンを生み出す細胞の働きを弱めるホルモンを増加させます。コラーゲンが生み出されなくなると、うるおいがなくなり、皮膚が裂けやすくなるため、肉割れが起きやすくなります。
3:成長途中である
成長期は急激な体型の変化があるため、肉割れが起きやすいです。急激に身長が伸びることは、肉割れに繋がります。部活動に励んでいる時期でもあるため、急速に筋肉がつくことによっても肉割れを引き起こします。
成長期の肉割れは太ももにできやすいと言われています。肉割れができやすいことや、できやすい場所が分かってはいても、成長期の肉割れを避けることは難しいと言えます。
4:運動が足りていない
普段運動が足りていない人は要注意です。そういった人がいきなり運動を始めると、急な筋肉の発達に皮膚が追いつかず、肉割れが起きる原因となってしまいます。
運動不足の人が運動を始める際は、少しずつ負荷をあげていくようにしましょう。
5:妊娠をしている
成長期の肉割れと同様に、避けにくいのが妊娠による肉割れです。妊娠線という言葉が、妊娠中の肉割れを指します。妊娠による肉割れは、ほとんどの妊婦が経験すると言われています。
原因は主に2つで、1つは急激に体型が変わることによって皮膚が裂けてしまうことです。もう1つは前述したストレスで、コラーゲンの生成を抑えるホルモンが増加することにより肌のうるおいが減り、皮膚が裂けやすくなることです。
肉割れケアのために取りたい対策
肉割れができてしまう理由を紹介しましたが、中には避けることが難しいものもあり、生活する中で肉割れは切っても切り離せない問題だと言えるでしょう。
ここからは、肉割れケアのために取りたい対策を紹介します。できてしまった肉割れへのケアの、参考にしてみてください。
オイルやクリームを塗る
肉割れケアのためには、保湿がとても大切です。オイルやクリームを塗って、しっかりと保湿をしましょう。肉割れは皮膚が乾燥しやすい場所にできるため、保湿によって皮膚のターンオーバーを促進し、肉割れケアの効果が期待できます。
オイルやクリームは、保湿成分が含まれている保湿力の高いものを選ぶようにしましょう。
肉割れ予防に期待できる方法3つ
オイルなどによる肉割れへの対策を紹介しましたが、できれば肉割れができる前に防ぎたいものです。
1度できてしまった肉割れは消すことが難しいため、ここから紹介する肉割れを防ぐために期待できる方法をご覧いただき、ぜひ対策してみてください。
1:急激に体重が増えないように管理する
急激な体型変化は、肉割れを引き起こします。短期間で体重が急激に増えることがないよう、暴飲暴食は避け、適度な運動と栄養バランスの整った食事をしましょう。急激に体重が減ることも肉割れの原因となりますので、極端なダイエットや食事制限は禁物です。
特に、妊娠中は急激な体重増加が起きやすい時期です。栄養バランスの整った食事を心がけ、日々の体重管理を怠らないようにしましょう。
2:毎日ケアをする
肌が乾燥していたり、血行が悪かったりすると、肉割れが起きやすくなります。肌の乾燥を防ぐために、オイルやクリームで毎日保湿ケアを行うようにしましょう。一時期だけでは意味がないため、毎日継続して行うことが大切です。
3:足腰のバランスを整える
足腰のバランスが悪いと、太ももやふくらはぎに大きな負担がかかり、肉割れの原因となってしまいます。特に、普段から高いヒールをよく履く人は、足の指が浮いた状態になり、指で踏ん張って歩くことができないため、太ももやふくらはぎに負担がかかります。
足腰のバランスを整えるためには、ヒールの低い靴を選んだり、土踏まずから指のつけ根までをテーピングし足の指を開いたり、膝を少し曲げて立つことを意識したりしましょう。アンバランスな歩き方や立ち方は、クセになっていることが多いため、早めに治すことをおすすめします。
肉割れにおすすめのマッサージのポイント9つ
肉割れを防いだり、できた肉割れを消したりするためには、オイルなどで保湿をするだけでも期待できますが、マッサージを合わせて行うことでより効果を高めることができるでしょう。
では、肉割れにおすすめのマッサージとして、どのようなところに気をつけて行ったら良いのでしょうか。マッサージのポイントを見ていきましょう。
1:妊娠初期から始める
肉割れは、皮膚が急激に引き伸ばされ裂けることによって生じます。
お腹が大きくなって皮膚が引き伸ばされる前から、保湿とマッサージで皮膚をやわらかくしておくことが大切ですので、妊娠初期から始めるようにしましょう。遅くなったとしても、お腹が大きくなり始める妊娠4ヶ月程度までに始めることが大切なポイントです。
2:力を入れすぎないようにする
マッサージをしていると、ついつい引き締め効果も期待して、力を入れすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
力を入れすぎたマッサージはとても危険で、皮膚を傷つけバリア機能を低下させたり、血行が悪くなったりする可能性があります。妊娠中の場合は、赤ちゃんへの負担になる可能性もあるため、やさしくマッサージしましょう。
3:身体のバランスに注意して行う
お腹が大きくなってくると、身体のバランスを崩しやすくなります。マッサージをする際は、姿勢に気をつけるようにしましょう。腰をひねる動作やお腹を圧迫するような姿勢は、赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性があります。
4:バストや二の腕のマッサージのコツ
バストや二の腕は、下から上へと脂肪を流すようなイメージで、オイルを塗ってマッサージしていきましょう。上半身が太りやすい人は、特に入念に行うことをおすすめします。
バストは、下や横の部分を忘れやすいので気をつけるのと、首の下あたりまでしっかりとマッサージを行うようにしましょう。
5:お尻や太もものマッサージのコツ
お尻や太ももは上半身同様、下から上へとオイルを塗ってマッサージしていきます。お尻は、円を描くような動きも合わせると良いでしょう。
太ももは、足のつけ根から始めることをおすすめします。裏側や内側に肉割れが起きることが多いため、特に念入りにマッサージしましょう。
6:お腹のマッサージのコツ
お腹は、妊娠時に特に肉割れが起きやすい部分です。オイルが行き届かない部分がないように、隅々までオイルを伸ばしマッサージしましょう。
やり方としては、おへそを中心に円を描くようにオイルを塗り、その後手のひら全体を使って下から上へさするようにマッサージします。妊娠中の場合は、可能な限りやさしく行い、刺激を与えないようにしましょう。
7:手を温めてから行う
マッサージは、手を温めてから行うようにしましょう。手が温かいのと冷たいのとでは、リラックス効果に違いが出るため、手で身体に触れたときに冷たいと感じないよう、温めてから始めることをおすすめします。
8:朝と夜の1日2回行う
マッサージは、朝と夜の1日2回程度行うことがおすすめです。1回では保湿効果が1日中続かないとされるためです。肌が乾燥しているお風呂上がりと起床後の2回行い、保湿効果を継続させましょう。
9:保湿剤をたっぷりとつける
マッサージをする際は、オイルなどの保湿剤をたっぷりつけて行いましょう。保湿剤が足りない場合、肌に摩擦が生じ、皮膚を傷つけることになります。皮膚を傷つけてしまうと、肉割れが起きやすくなったり、悪化したりするため注意が必要です。
肌トラブルにおすすめのオイルとクリームのセット「ノコア 浸透ケアセット」
肌トラブルにおすすめのアイテムが「ノコア 浸透ケアセット」です。肌の保湿にはクリームよりオイルの方が効果が期待できますが、オイルでケアした後に保湿成分を閉じ込めるために、クリームで蓋をすることが理想的です。
このアイテムはオイルとクリームがセットになっているため、理想のケアが可能です。保湿成分が配合されていて無添加のため、お子さまから大人まで様々な方にも安心して使えます。
肌トラブル専用のオイルの選び方3つ
肌ケアの鍵となる保湿ですが、肌トラブルに働きかける専用のオイルはどのように選んだらいいのでしょうか。専用のオイルでなくても保湿力に優れているものもありますが、成分を見て自分で判断をするのは困難です。
おすすめの選び方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:自分が好きな香りを選ぶ
毎日使うものなので、好きな香りを選びましょう。特に、妊娠中は香りに敏感になりやすいため、香りは大切な基準の1つと言えるでしょう。
お風呂上がりにリラックスしながら、保湿・マッサージを行えるように、自分の好きな香りを選ぶことをおすすめします。香りそのものが苦手な人は、無香料を選びましょう。
2:低刺激のものを選ぶ
肌にやさしい低刺激のものを選ぶことは、オイルを選ぶうえでとても大切です。オイルが肌に合わず炎症を起こしてしまうと、肌トラブルをさらに悪化させる可能性もあります。
中でも、妊娠中は普段より肌が敏感です。できるだけ、天然由来成分や無添加の成分でできているものを選ぶようにしましょう。
3:保湿成分に着目して選ぶ
肌トラブルには保湿が欠かせません。保湿成分がふんだんに含まれているものを選ぶようにしましょう。さらっとした乳液タイプのものより、オイルタイプの方が保湿力が高いため、オイルを選ぶこともおすすめです。
肉割れにおすすめのオイルやマッサージのポイントを知ろう
肉割れは、多くの人が経験する悩みですが、対策をしたり、ケアするためのポイントを紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。肉割れについて正しく知り、対策やマッサージ、オイル選びをすることで、肌トラブルからの改善が期待できるでしょう。