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妊娠中にできる正中線とは? 消すための対策や妊娠線との相違点なども解説


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妊娠中にできる正中線について詳しく知ろう!

妊娠するまで「正中線」というものを知らなかった方や、妊娠してから自分のお腹に出てきた正中線を見て驚いたという方も多いのではないでしょうか。また、正中線がこれから先消えるのか不安に思っている方もいることでしょう。


本記事では、妊娠中にできる正中線について紹介していきます。正中線について詳しく知っていきましょう。


正中線は妊娠線ではない?

どちらも妊娠中に目立つようになる正中線と妊娠線ですが、実は両者は全く別物です。


まず、「妊娠線」とは妊娠することで体にできるものであり、「正中線」は妊娠前から人の体に存在しているものです。


そのため、正中線は妊娠に伴う体の変化に従って「目立つようになる」というものです。


妊娠線と正中線の成り立ちを知ると、さらに両者の違いが分かります。まずは妊娠線とはどのようなものか、以下で詳しく見ていきましょう。


妊娠線とは

妊娠してお腹が大きくなるに伴い、お腹の周辺にスイカのようなひび割れ線が出てくる場合がありますが、これが「妊娠線」です。


妊娠線とは、妊娠中にお腹が大きくなるに伴い、皮膚が急激に引っ張られることでできる肉割れ線です。妊娠に伴う皮膚の伸びが原因のため、お腹だけでなく、太ももやバストに妊娠線が出る場合もあります。


この妊娠線は妊娠したことで初めてできるもので、皮膚の断裂線であるために、一度できると完全に消すことは難しいといわれています。


妊娠中にできる正中線とは?

「正中線」とは、妊娠してお腹が大きくなってくるとお腹の真ん中に出現する線のことです。


次からは、正中線についてさらに詳しく紹介していきます。正中線はどのようなものなのか、また、いつ頃から正中線が目立つようになるのか、さらになぜ正中線が目立つようになるのかを、1つずつ確認していきましょう。


人間が細胞分裂をしたときの名残

人間は受精卵から人の形になるまでに、繰り返し細胞分裂を行います。そのため、人間の体にはいくつか細胞分裂の名残となる線が残っています。


例えば、顎の割れ目や鼻の下の溝などが、その細胞分裂の名残です。正中線もまた、人間が細胞分裂をしたときの名残の1つです。


妊娠前はほとんど確認できない

正中線は細胞分裂の名残であるため、妊娠前から体に存在しています。しかし、妊娠前はほとんど正中線を確認することができません。


では、正中線が目立つのはいつからなのでしょうか。また、正中線が目立つ理由についても、紹介していきましょう。


正中線が目立つようになるのはいつ頃から?

正中線が目立つようになるのは、ホルモンの影響を受けて色素が濃くなり、お腹も本格的に大きくなり始める妊娠5〜6ヶ月頃とされています。


しかし、必ずしも妊婦の全員が、この頃から正中線が目立つというわけではありません。元々肌の色素が薄い人は、正中線が目立ちにくい傾向にあります。


正中線が目立つようになるのは何故?

妊娠中に正中線が目立ってくるのは、ホルモンバランスの変化と、お腹の皮膚が引っ張られるためです。


妊娠中はホルモンバランスの変化により、体内のメラニン色素の分泌が通常以上になります。そのため、元から存在していた正中線が、茶褐色に濃く見えるようになります。これは、妊娠中にシミができやすくなるのと同じ原理です。


その上、胎児の成長によりお腹の皮が引っ張られるため、通常よりお腹の皮膚も薄くなります。このような理由から、正中線がはっきりと見えるようになります。


正中線はいつか消える?

お腹にくっきりと浮かび上がる正中線を見て、いつか消えるのかと不安に思う妊婦さんもいることでしょう。


正中線は、出産後の体が妊娠前の状態に戻るに従って、自然と消えるものです。


なお、正中線が消えるまでにかかる時間は、3ヶ月で消える場合もあれば、2年かかる場合もあります。気長に消えるのを待ちましょう。


正中線を早く消すためにはどうしたらいい?

ここまでで、「正中線は自然に消える」ということが、ご理解いただけたことでしょう。


しかし、自然に消えるものとはいえ、「1日でも早く消えて欲しい」という方もいるのではないでしょうか。


先に紹介したように、正中線が現れるのはホルモンバランスの変化により、メラニン色素の分泌が通常以上になることが原因です。


そのため、正中線を早く消すためには、メラニン色素に働きかけることが有効といえます。


ターンオーバーを促す

メラニン色素によって色づいた皮膚を元に戻すためには、肌のターンオーバー(皮膚細胞の入れ替わり)を促すことをおすすめします。


次から具体的にいくつかの例を挙げていきます。「正中線が一日でも早く消えて欲しい!」と思っている方は、ぜひ試してみてください。


保湿や美白クリームなどのケアをする

肌のターンオーバーを促すために、保湿や美白クリームを塗ってケアすると良いでしょう。


ハイドロキノンやビタミンC誘導体など、メラニン色素に働きかける美容成分が入っているケア用品を使ってみましょう。


睡眠を十分にとり睡眠不足を避ける

肌のターンオーバーを促すためには睡眠を十分にとり、睡眠不足を避けることを心がけましょう。


生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜問わず起きるため、まとまった睡眠をとることは難しいですが、ストレスもまた肌のコンディションを左右します。


できるだけ赤ちゃんと横になって、睡眠をとることをおすすめします。


お腹を温め血行を促進させる

普段から、お風呂で温かいお湯に浸かるなどしてお腹を温め、血行を促進させることでもターンオーバーを促せます。


お風呂の他にも、腹巻きでお腹を温めることも有効です。妊娠中と同様、お腹を冷やさないように心がけましょう。


食生活では様々な食品をバランス良く取り入れる

食生活で様々な食品をバランス良く取り入れることで、ターンオーバーを促すこともできます。


豆腐に含まれるタンパク質や柑橘類に含まれるビタミンC、アーモンドに含まれるビタミンEなどの栄養素が、血行を良くしたりメラニン色素の排出に有効に作用します。普段の食事に無理なく取り入れてみることをおすすめします。


妊娠線は消えませんが正中線の黒ずみは一過性のものです

正中線とは何か、また。妊娠線との違いや正中線を早く消す方法などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


妊娠線とも似た存在ではありますが、妊娠線と正中線は全くの別物になります。


妊娠線は消えることがありませんが、正中線の黒ずみは一過性のものです。そのため、時間はかかりますが正中線はいずれ自然に消えていきます。まずは体をゆっくり休めてみてください。


また、肌のターンオーバーを促しメラニン色素に働きかけることも重要です。


正中線が気になる方は、ぜひ試してみましょう。